北部イタリアの中心都市であるミラノは、商業や工業だけでなく、「ファッションの都」とされるほどに経済・文化ともに世界をリードしています。そんなミラノですが、近代都市であるにもかかわらず、古い建造物もいくつか残り、唯一の世界遺産「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」は誰もが知るダ・ヴィンチの名作を保管するもの。
ここでは、ミラノの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は、15世紀にドミニコ会の修道院として建設されたもの。この教会の名を世界に轟かせているのは、なんといっても食堂の壁には1495〜1497年にかけて描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』です。
ダ・ヴィンチは、この作品を卵などを用いた顔料で描く「テンペラ」と油彩を組み合わせた、当時としては革新的な技法で描いてました。そして、逆光と遠近法を見事に利用し、人物がまるで壁画から飛び出るようにして、この名画が完成したのです。
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世界遺産マニアの結論と感想
ミラノ県としての世界遺産は1つだけはありますが、近郊には企業都市の「クレスピ・ダッダ」、「16世紀から17世紀のヴェネツィアの防衛施設群:スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール」の構成資産であるベルガモなど、近郊には世界遺産がいくつか点在。ミランを拠点に一緒に観光してみてはいかが?
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。