ミャンマーはインドシナ半島の西部に位置する国家で、南北に流れるエーヤワディー川を中心に文明が発展してきました。古くから仏教が盛んな国であり、今でも街には古い仏塔が多く見られます。ところで世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、ミャンマーの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
バガン(パガン)
バガンは、ミャンマー中央部の首都ネピドーがあるマンダレー地方域にある仏教遺跡。ここは3000以上もの仏塔が並ぶ、仏教建築の集合体で、カンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールと並ぶ世界三大仏教遺跡の一つとされています。
この地は11〜13世紀に栄えたパガン朝の都であった場所で、世界遺産としては、仏塔をはじめ、寺院、僧院、巡礼者用の施設、フレスコ画、彫刻、遺跡など、8つの遺産で構成されています。
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ピュー古代都市群
ピューとは、かつてミャンマーのエーヤワディー川沿いに住んでいた民族集団のこと。彼らは紀元前2世紀から紀元9世紀にかけて城壁や堀で囲まれた都市を築き、世界遺産としてはハリン、ベイッタノ、シュリ・クシェートラの3つの都市が登録。
各都市には城塞や墓地、仏塔などが見られ、特に農業に使用されていた水利システムは現在でも利用されているほどに優れたもの。
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世界遺産マニアの結論と感想
ミャンマーは歴史が深い国で、古代遺跡や美しい自然も多いのですが、世界遺産として登録されているのは文化遺産2つのみ。しかし、政府は国内の7つの遺産を暫定リストとして世界遺産に推薦しているので、今後はもっと増えるかもしれませんね!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。