北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の世界遺産の数はいくつある?それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

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朝鮮半島の北側に位置する国家が、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)。ニュースにもある通り、閉鎖的な国家であることから国内の情報もあまり出ていませんが、実は世界遺産もいくつかあるんですよ。

ここでは、北朝鮮の世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。

目次

高句麗古墳群

高句麗古墳群/北朝鮮の世界遺産
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高句麗(紀元前1世紀頃〜668年)とは、最盛期は朝鮮半島や中国北東部を支配していた王朝で、今では中国や北朝鮮にまたがって1万を越える、石や土で覆われた古墳が点在。その中でも北朝鮮に残る63の古墳は、4〜7世紀に建造された高句麗の中期・後期にあたるもので、そのうち16基の古墳の内部では美しい壁画が見られます。

これらはおもに王族や貴族の古墳で、内部には美しい壁画が存在し、日本の高松塚古墳などと関連性が見られるもの。

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北朝鮮の世界遺産「高句麗古墳群」とは?世界遺産マニアが解説 北朝鮮の首都・平壌周辺には、かつて朝鮮半島や中国北東部を支配していた高句麗(紀元前1世紀〜668年)後期の63の古墳が残っています。これらは王族や貴族のもので、内部には美しい壁画が見られ、日本の高松塚古墳などと関連性が見られるもの。 ここでは高句麗古墳群がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、高句麗古墳群について詳しくなること間違なし!

開城の歴史的建造物群と遺跡群

開城の歴史的建造物群と遺跡群/北朝鮮の世界遺産
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北朝鮮南部に位置する開城特別市は、高麗(918〜1259年、1356〜1392年)の首都が置かれていた場所。各建造物は、当時の高麗の政治、文化、哲学、宗教観が分かるというのが特徴で、風水の配置により、王宮や墳墓、城壁、門などが建造されたもの。もともと高麗は仏教が盛んに信仰されていきますが、やがて中国から儒教が伝わり、建造物にもその過程が見られます。

これらは東アジアの社会における仏教から儒教への移行が見られ、同時に高麗による文化や政治、さまざまな宗教の価値観が合わさっているのが特徴。

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北朝鮮の世界遺産「開城の歴史的建造物群と遺跡群」とは?世界遺産マニアが解説 北朝鮮南部に位置する開城特別市は、10世紀から14世紀まで繁栄した国家・高麗の首都であった場所。市内には、宮殿や王陵、城壁、門など、12もの歴史的遺産が残り、風水をもとに配置されています。これらは東アジアの社会における仏教から儒教への移行が見られ、同時に高麗による文化や政治、さまざまな宗教の価値観が合わさっているのが特徴。 ここでは開城の歴史的建造物群と遺跡群がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、開城について詳しくなること間違なし!

世界遺産マニアの結論と感想

意外なことですが、北朝鮮には文化遺産が2つの登録されています。現在の北朝鮮と韓国のルーツともなる高句麗や高麗など、その時代の暮らしが見られるというのも貴重。そして、暫定リストは5件もあるので、もしかしたら北朝鮮の世界遺産はさらに増えていくかもしれません!

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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