岡山県に世界遺産はあるの?世界遺産マニアがそのあたりの事情を解説

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岡山県といえば、桃太郎伝説の発祥の地として有名。池田氏によって発展した岡山城と後楽園、幕府の天領であり、物資の集積地であった倉敷などで有名なエリア。県内には歴史的建造物が多いものの…世界遺産はあるでしょうか?

ここでは、岡山県の世界遺産はあるのか?世界遺産マニアが分かりやすく解説していきましょう。

目次

岡山県に世界遺産は存在しない?

倉敷

岡山県は中国地方でも南東部に位置していて、関西地方と四国地方を結ぶエリアでもあります。東部の備前、西部の備中、北部の美作に分かれていて、それぞれに文化が異なるというのも特徴。県庁所在地の岡山市は日本三名園の後楽園があり、幕府の代官所の置かれた倉敷の美観地区は江戸時代の蔵が多く並ぶエリア。

しかし、観光客には人気のあるスポットではありますが、どれも世界遺産としては登録されていません。これはなぜでしょうか?

桃太郎像

実は世界遺産に登録させるには、世界遺産条約の締約国の政府が世界遺産センター(世界遺産委員会事務局)の協力を受けながら世界遺産候補である「暫定リスト」を作成する必要があるのです。つまり、暫定リストに掲載されていない遺産は、世界遺産に推薦することはできません。

そして、現在の日本の暫定リストには岡山県の遺産は記載されていないため…残念ながら世界遺産になる可能性は今のところ0%です。まずは、世界遺産になるほどの魅力的なスポットを、世界遺産にする理由を探す段階である限り、世界遺産は生まれないのです。

岡山県には世界遺産がないが、近くには世界遺産「姫路城」がある!

姫路城
画像素材:shutterstock

岡山県には世界遺産はないですが、お隣の兵庫県にある姫路城はアクセスが良い世界遺産。17世紀に建造された姫路城は姫路市のシンボルであると同時に、日本の城塞建築の中でも最高傑作とされるお城です。

広大な敷地内には82もの建造物があり、8棟が国宝で、74棟が重要文化財という豪華な構成となっています。別名「白鷺城」ともいわれ、白漆喰で統一された外観は複雑な構造の配置や屋根の重ね方を工夫していて、世界でも例を見ないほどの美しさ。

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世界遺産マニアの結論と感想

岡山城

残念ながら岡山県には世界遺産がありません。しかし、お隣の兵庫県へは日帰りでも行けるため、世界遺産巡りの拠点としては理想的な位置にあるので、世界遺産を求める人にもおすすめのエリアでもありますよ。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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