エジプトの世界遺産「ギザの大スフィンクス」とは?ピラミッドと合わせて世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1), (3), (6)
登録年1979年

ギザの大スフィンクスは世界遺産「メンフィスとその墓地遺跡 – ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯」の構成遺産の一つ。ところでなぜピラミッドとスフィンクスはセットなのでしょうか?

ここでは、今回はギザの大スフィンクスがなぜ世界遺産の構成遺産に含まれたのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ギザの大スフィンクスについて詳しくなること間違いなし!

目次

ギザの大スフィンクスとは?ピラミッドの番犬のような存在に見えるけど…

ギザの三大ピラミッド
画像素材:shutterstock

実はスフィンクスというのは空想上の生き物で、古代エジプトで多く建造された、ファラオや神を守るシンボル。ギザにあるのは、人面の獅子ですが、翼があったり、羊の頭だったりとさまざま。

全長は73.5m。高さは20mと一枚岩で建造された彫刻作品としては世界最大の像。定説では、紀元前2500年ごろ、エジプト古王国第4王朝カフラー王のピラミッドの入口(河岸神殿)の一部として建てられたもの。今のナイル川はギザのピラミッドから大分離れていますが、当時はピラミッドのすぐそばを流れていました。つまり、カフラー王のピラミッドの「狛犬」のような存在だと考えられています。

カフラー王のピラミッド
画像素材:shutterstock

一応、スフィンクスの前足の碑文には「カフラー」と削られており、他のエジプト遺跡とも比較すると参道にスフィンクスが置かれているので、この節は違和感がないのですが…

しかし!年代測定結果によりカフラー王の時代よりもさらに数百年遡るという結果も。なんとこの説を採用すると、ピラミッドよりも古いということになってしまうのです…。よって、確実にカフラー王の時代のものかどうかというのは、まだまだ決着が付いていないところ。

ちなみに、空洞があり、世紀の大発見か!とされましたが、スフィンクスの下には地下水脈があり、岩盤を削られただけとのこと。

もともとは髭があった?実は何度も修復されていた

ギザの大スフィンクス
画像素材:shutterstock

現在は顔から足元まですべて露出していますが、紀元前14世紀のエジプト第18王朝トトメス4世の時代には既に砂に埋れていたとされています。そして、後に修復・塗装もされ、さらにローマ時代にも修復されたという記録も。1798年にはナポレオン、1865年には日本の侍、それぞれが訪れているものの…当時は砂に埋もれていました。結局、現在のように全身が掘り起こされたのは1926年。

ちなみに、エジプトの神のように顔にはあごひげがあったのですが、かなり昔に脱落したそう。破片はカイロ博物館と大英博物館に残っています。

ギザの大スフィンクスを眺めるのにベストなスポットはKFC?

ケンタッキーフライドチキン ギザ店
画像素材:shutterstock

もうこれは何度もテレビでやっているので、おなじみですが、スフィンクスの目の前がギザのピラミッドエリアのゲートになっているので、ケンタッキーフライドチキンもすぐそば。ちなみに、2階がピザハットで3階が共用のスペース。

世界遺産の絶景をフライドチキンを食べながら眺められるということで、世界でも最も絶景が楽しめるKFCの支店かもしれませんね!

ギザの大スフィンクスはどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ギザの大スフィンクス
画像素材:shutterstock

ギザの大スフィンクスが評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
サッカーラの史上初のピラミッドや4000年以上の歴史を誇るギザの大ピラミッドなど、人類史に残るピラミッドが集まっているという点。

登録基準(iii)
ピラミッドはエジプト文明の形成にさかのぼり、この地に存在した王朝の権力と組織の象徴であったということ。

登録基準(vi)
メンフィスは、プタハ信仰の中心地というだけでなく、芸術や技術の結晶である美しい都であったという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ギザのスフィンクスはピラミッドに付随するものではあるので、それに合わせて価値が認められ、世界遺産に登録。

しかし、世界で最も有名なスフィンクスであるのですが、なぜ人面獅子がスフィンクスになったのか、カフラー王のピラミッドとセットなのか、今後新たな発見があるかもしれないですが、今でもそのあたりは不明なままです。

とはいえ、確実に分かるのは、どの時代も人々に崇拝されてきたということ。現在のスフィンクスは少しずつ修復されて現在の形になっています。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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