イタリアの世界遺産「ドゥカーレ宮殿」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1),(2),(3),(4),(5),(6)
登録年1987年

ドゥカーレ宮殿は「ヴェネツィアとその潟」の構成遺産の一つ。ここは総督の住む豪華な公邸であり、裏側にはため息橋があるということでもよく知られています。ところで、ドゥカーレ宮殿はなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここではドゥカーレ宮殿がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ドゥカーレ宮殿について詳しくなること間違いなし!

目次

ドゥカーレ宮殿とは?

ドゥカーレ宮殿
画像素材:shutterstock

ヴェネツィアの中心的な広場に面した宮殿。ヴェネツィア共和国時代に総督(ドージェ)が住む邸宅として使用されていた建築物。8世紀創建ですが、14〜16世紀にゴシック様式で再建されました。大評議会の間には、幅22mのヴェネツィア派の画家ティントレット(1518〜1594年)の傑作『天国』があることでも有名。現在は博物館として開放されています。

16世紀には、ドゥカーレ宮殿と裏側の牢獄へと結ぶ「ため息橋」がかけられ、牢獄に入れられる前に最後の景色が見られるポイントでもあったので、ここで「ため息をつく」ということからこの名前が付けられました。

ドゥカーレ宮殿はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ドゥカーレ宮殿
画像素材:shutterstock

ドゥカーレ宮殿が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
潟(ラグーン)に浮かんでいるように見えるヴェネツィアは、世界でも建築物の傑作が並ぶ都市の一つであるという点。

登録基準(ii)
ヴェネツィアの都市構造は、アドリア海や東地中海の都市に大きな影響を与えたということ。

登録基準(iii)
かつて世界中の海と文化をつないだヴェネツィアは、現在でも存在し続けているという点。

登録基準(iv)
町にはヴェネツィア共和国時代の技術を示す建築物が多く残るということ。

登録基準(v)
ヴェネツィア周辺の潟(ラグーン)は、独特の生態系を持ち、これを利用した漁村や小屋、耕作地なども価値が高いという点。

登録基準(vi)
マルコ・ポーロが世界を地中海を越えて世界を冒険したように、ヴェネツィアの商人の開拓精神は、人類の歴史の発展に貢献したということ。

世界遺産マニアの結論と感想

ドゥカーレ宮殿は、共和国の総督が暮らす公邸だっただけに内装は豪華絢爛で、アドリア海と東地中海を支配したヴェネツィアの繁栄が見られるといいう点で評価されています。

ちなみに、総督は血縁者に後を継がせようというケースが多く、世襲制を防ぐために、とにかく複雑な選挙方法があったことでも有名。例えば、1268年に制定されたものは、何度もくじ引きでひたすら選挙人を選ぶという方式となり、この制度のために名門の家でも総督の地位を簡単に手に入れることができなかったというのが、ヴェネツィアが長期に渡る繁栄に繋がった様子。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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