ペルーの世界遺産「インティワタナ」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分複合遺産
登録基準(1), (3), (7), (9)
登録年1983年

インティワタナは「マチュ・ピチュの歴史保護区」の構成資産の一つ。遺跡でも最も高い位置にあり、これは日時計のような役割があったとされています。ところで、インティワタナはなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここではインティワタナがなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、インティワタナについて詳しくなること間違いなし!

目次

インティワタナとは?

インティワタナ
画像素材:shutterstock

マチュ・ピチュは、ペルーの東側、アンデス山脈に囲まれた標高2430mの位置にある都市遺跡。インティワタナとは「太陽をつなぐもの」という意味で、遺跡でも最も高い位置にある花崗岩の彫刻。とはいえ、インティワタナは、発見者であるアメリカの歴史学者ハイラム・ビンガム(1875〜1956年)によって命名された造語でもあります。

これは日時計やカレンダーの役割があったとされていて、太陽に関する儀式を行った場所として考えられています。冬至の日の太陽の位置に合わせて建造されたということも分かっていて、11月11日と1月30日の正午には太陽は柱のほぼ真上に位置し、6月21日には最も長い影が出現します。

インティワタナはどんな理由で世界遺産に登録されているの?

インティワタナ
画像素材:shutterstock

インティワタナが評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
遺跡は、インカ文明の芸術、都市・建築技術、農耕技術など、すべてにおける傑作であるという点。

登録基準(iii)
遺跡は、インカの人々の宇宙観、日常の暮らし、社会構造、宗教観などが見られ、彼らの文明がここに存在していたことを示すものであるということ。

登録基準(vii)
マチュ・ピチュの歴史保護区は、大自然に囲まれた場所にあり、自然とともに人間が暮らしたという例を示すものであるという点。

登録基準(ix)
マチュ・ピチュの歴史保護区は、アンデス山脈とアマゾン盆地の間に位置しており、固有種を含めた動植物も多く暮らしているということ。

世界遺産マニアの結論と感想

インティワタナは、今でも不明な点があるものの、インカの人々の宇宙観が見られ、彼らの技術力が分かるという点で評価されています。

ちなみに、インティワタナは1911年の発見時はほぼ無傷だったのに、2000年に広告撮影の際にクレーンが転倒したため、一部が破壊されてしまいました。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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