ペルーの世界遺産「神聖都市カラル=スーペ(カラル遺跡)」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(2), (3), (4)
登録年2009年

ペルーの沿岸部に位置するカラル遺跡は、アメリカ大陸でも最古とされる文明の一つで、紀元前3000〜2000年ころに起源があるというほどの都市遺跡。ここは巨大なピラミッドやキープと呼ばれる組み紐も発見されていて、優れた文明を持つ国家であったという証拠を残しています。

ここでは神聖都市カラル=スーペ(カラル遺跡)がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、カラル=スーペ について詳しくなること間違いなし!

目次

神聖都市カラル=スーペ(カラル遺跡)とは?

神聖都市カラル=スーペ(カラル遺跡)
画像素材:shutterstock

首都リマから北西へ約140kmの位置にあるカラル=スーペは、乾燥した砂漠地帯を流れるスーペ川の渓谷沿いに築かれた都市。紀元前3000〜2000年ころに設立されたとされるほどに古く、ここは500年ほど人が住んでいたとされ、アメリカ大陸でも最古とされる文明の一つ。この地方には18の都市が存在しましたが、その中の一つであるカラルは6つの巨大なピラミッドを含む記念碑的な建造物が並ぶ都市でした。

現在の遺跡は、石碑、土壇、円形広場など、独特の建築物で構成。アンデス文明において、文字の役割があった組み紐「キープ」と思われる繊維も発見され、カラルの社会が非常に発展していたということもわかっています。そして、神殿の役割があったとされるピラミッドや首長の邸宅なども残っていて、ここは宗教的な儀式が行われていたということを示すもの。

神聖都市カラル=スーペ(カラル遺跡)はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

神聖都市カラル=スーペ(カラル遺跡)
画像素材:shutterstock

カラル=スーペが評価されたのが、以下の点。

登録基準(ii)
カラルは、古代アンデス文明における建築物と都市計画が見られ、何世紀にも渡って発展したピラミッド型の神殿や円形広場などの都市計画は周辺の集落だけでなく、ペルーの海岸沿いの都市に影響を与えたという点。

登録基準(iii)
アメリカ大陸でも最も初期に見られる文明の一つで、カラルはスーペ渓谷の文明の形成期の中でも最も高度に発展した集落であるということ。

登録基準(iv)
カラルは、建築や空間において複雑なデザインが見られ、何世紀にも渡ってペルー海岸の大部分の都市において普及した記念碑的なピラミッド型の神殿や円形広場などが存在していたという点。

世界遺産マニアの結論と感想

カラル=スーペは、アンデスの文明の中でも最初期の文明の一つで、アメリカでも最古の文明ともされるほど。ここで見られるピラミッド型の神殿や円形広場などは、後に周辺の集落や海岸沿いに普及するほどに、建築や都市設計おいて優れていたという点で評価されています。

ちなみに、カラル=スーペは、戦争などで死亡したとされる人骨が見つかってないということもあり、割と穏やかな社会だったと考えられています。しかし、おそろしいことに薬物を使用された跡も見つかっていて、これらは媚薬であったとされますが、コカの流通拠点であり、平和の理由はここだった…かもしれません。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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