フランスの世界遺産「ノートルダム大聖堂(パリ)」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1), (2), (4)
登録年1991年

ノートルダム大聖堂は「パリのセーヌ河岸」の構成遺産の一つ。12〜13世紀当時は西洋最大のカトリックの大聖堂であったもので、パリを代表する優れたゴシック建築でもあります。ところで、ノートルダム大聖堂はなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここではノートルダム大聖堂がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ノートルダム大聖堂について詳しくなること間違いなし!

目次

ノートルダム大聖堂(パリ)とは?

ノートルダム大聖堂(パリ)
画像素材:shutterstock
※写真は2019年以前のものです

セーヌ川の中洲でもあるシテ島の南東に位置するローマ・カトリック教会の大聖堂。ノートルダムとはフランス語で「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを指すもの。ここはパリ大司教座聖堂として使用されていて、格式高い大聖堂でもあります。

大聖堂は12世紀に建造され、13世紀に完成。一部ロマネスク様式が見られますが、ゴシック建築の傑作と言われ、ヨーロッパ各地で建造されるゴシック様式の大聖堂のモデルとなりました。身廊の高さは32.5mと当時としては壮大なスケールで、ゴシック建築の特徴でもあるバラ窓のステンドグラスはあまりにも有名。

ノートルダム大聖堂(パリ)
画像素材:shutterstock
※写真は2019年以前のものです

入口正面のファサードは、3つの門があり、左から聖母マリア、最期の審判、聖アンナをモチーフにしていて、上部にはユダヤとイスラエルの王の28名が並んでいます。1789年のフランス革命以降、破壊活動が繰り返されたため、19世紀になると建築家ヴィオレ・ル・デュックによって修復され、復元されていきます。

さらに2019年に火災が発生し、木造であった屋根や尖塔などが焼失。現在は修復作業が進められていて、2024年以降に再度公開される予定です。

ノートルダム大聖堂(パリ)はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ノートルダム大聖堂(パリ)
画像素材:shutterstock
※写真は2019年以前のものです

ノートルダム大聖堂が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
セーヌ川沿いには、中世から20世紀にかけて建造された建築物の傑作が並ぶという点。

登録基準(ii)
ノートルダム大聖堂など優れたゴシック建築は、ヨーロッパの都市開発に影響を与え、ジョルジュ・オスマンによる都市計画は、ラテンアメリカの都市設計にも影響を与えたということ。

登録基準(iv)
パリのセーヌ川の風景や建築物は、絵画や芸術、建築などで8世紀以上に渡ってモチーフとなったという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ノートルダム聖堂は、建築当時は西洋でも最大規模のカトリックの大聖堂であり、ゴシック建築としても非常に優れていて、各国の教会建築において影響を与えたという点でも評価されています。

ちなみに、パリのノートルダム大聖堂といえば、ディズニーアニメの『ノートルダムの鐘』でも登場する怪物を象ったガーゴイルがあることで知られますが、これは雨樋としての機能がありました。なんでこんなにグロテスクなのかは、実はハッキリとした理由がなく、13世紀のゴシック建築では盛んに加えられたのですが、14・15世紀になるとその傾向も薄れていったので、おそらく「プチブーム」だったのでしょう。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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