マレーシアの世界遺産「レンゴン渓谷」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(3), (4)
登録年2012年

マレー半島北西部にあるレンゴン渓谷は、200万年前の人類の足跡が残る4つの考古学遺跡が存在し、これはアフリカ大陸以外では最も古い遺跡の一つ。ここは旧石器時代の作業場が残り、人類初期の製作技術が見られるというのが特徴。他にも遺跡からは新石器時代や鉄器時代にいたるまで半定住していた人々の生活と文化が見られます。

ここではレンゴン渓谷がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、レンゴン渓谷について詳しくなること間違いなし!

目次

レンゴン渓谷とは?

レンゴン渓谷
画像素材:shutterstock

マレー半島北西部に位置するペラ州。ペラ川沿いにある全長400kmのレンゴン渓谷は、約183万年前から1700年前まで利用されていた野外遺跡や洞窟が点在し、アフリカ大陸以外で発見された初期人類の居住地を示す遺跡の一つでもあります。ここは現在までに発見された遺跡の中でも最も長く利用されたもの。湖や川のそばでは旧石器時代の作業場跡が存在し、ここでは斧など旧石器時代の道具が発見されていて、これは早い段階で東南アジアに人類が居住していたという証拠にもなっています。

世界遺産としては旧石器時代から鉄器時代にかけての4つの遺跡が登録。中でも「グア・グヌン・ルンツ洞窟」で1991年に発見された「ペラマン」という人骨は約1万120年前の人類であり、東南アジアにおける最も完全な全身骨格でもあり、これは現在のオーストラロイドの祖先と考えられるもの。しかし、7万〜7万5000年前のスマトラ半島のトバ火山の噴火によって、これらの石器技術は衰退し、この地は放棄されました。

レンゴン渓谷はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

レンゴン渓谷
画像素材:shutterstock

レンゴン渓谷が評価されたのが、以下の点。

登録基準(iii)
レンゴン渓谷は、ペラ川沿いに洞窟と野外遺跡が続き、ここには旧石器時代、新石器時代、鉄器時代までの遺跡が残り、約183万年前から1700年前まで利用されていた証拠を残すという点。

登録基準(iv)
レンゴン渓谷の旧石器時代の作業場は、湖や川沿いの位置し、ここで発掘された石器は優れた製作技術が見られるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

レンゴン渓谷には、約200万年に遡る、アフリカ大陸以外の人類初期の遺跡としては最も古いものの一つで、旧石器時代から1700年前まで洞窟や野外遺跡が残り、ここでは道具などを作っていたという跡も発見されているため、旧石器時代の製作技術が見られるという点で評価されています。

ちなみに、2004年には「ペラ・ウーマン」という女性の骨格も発見されています。身長は148cmで40代の女性だと考えられるもの。しかし、ペラマンも身長は154cmしかないものの、骨格がしっかりしていたので男性と考えられています。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。
※写真はイメージです。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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