ブラジルの世界遺産「ブラジルの大西洋上の島々:フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(7), (9), (10)
登録年2001年

ブラジル東部の大西洋沖に位置するフェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁。ここは大西洋西部最大の海鳥の生息地で、海洋哺乳類が多く暮らす場所。最大の島フェルナンド・デ・ノローニャを中心とする島々は、イルカが非常に密集して生息していることで有名で、ロカス環礁はラグーンが多くあり、干潮時は美しい景観が見られます。

ここではブラジルの大西洋上の島々:フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁について詳しくなること間違いなし!

目次

ブラジルの大西洋上の島々:フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群とは?

タイマイ/ブラジルの大西洋上の島々:フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群
画像素材:shutterstock

ブラジル本土から約340kmの距離にある「フェルナンド・デ・ノローニャ国立海洋公園」は、海底山脈の頂上部にあるフェルナンド・デ・ノローニャ島を中心に約21の群島と小島、周辺約100平方kmもの広大な敷地で構成。そして、大西洋南部で唯一の環礁である「ロカス環礁海洋生物保護区」はフェルナンド・デ・ノローニャから西へ約150kmの距離に位置していて、2つの小島で構成される楕円形の広大な環礁です。

この海域はマグロ、サメ、カメなどの海洋哺乳類によって重要な生息地で、絶滅危惧種のタイマイとアオウミガメの重要な保護区となっています。ここは大西洋西部最大の海鳥の繁殖地で、大西洋の島々でも唯一でもある森林とマングローブ林が多く見られる島。フェルナンド・デ・ノローニャ島にあるイルカ湾は、世界でも屈指のイルカの生息地で、ロカス環礁にはラグーン(潟湖)があり、多種多様な魚類や貝類、海綿動物、軟体動物、サンゴなどが多く見られます。

ブラジルの大西洋上の島々:フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ブラジルの大西洋上の島々:フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群
画像素材:shutterstock

フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁が評価されたのが、以下の点。

登録基準(vii)
フェルナンド・デ・ノローニャ島のイルカ湾は多くの種類のイルカが見られる世界でも唯一の場所で、ブラジルで最も美しいビーチ「サンショ湾ビーチ」があり、ロカス環礁には干潮時にラグーンの美しい景観が見られ、この2つのエリアは世界でも屈指のダイビングの名所でもあるという点。

登録基準(ix)
フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁は、南大西洋においても非常に豊かな海で、アフリカ海岸から移動してくるマグロ、カジキマグロ、クジラ、サメ、ウミガメなどの餌場となっていて、海洋生物のオアシス的存在。ここは熱帯大西洋の海洋生物の繁殖、分散、定住の過程において重要な役割があるということ。

登録基準(x)
フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁は、南大西洋の生物多様性と絶滅危惧種を保護していて、絶滅危惧種のタイマイなどウミガメの保護区となっています。ここは大西洋西部でも最大の海鳥の保護区で、大西洋の島々で見られる森林と海洋性のマングローブなども存在するという点。

世界遺産マニアの結論と感想

フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の周辺海域は栄養豊富な海で、大西洋を巡る魚類のオアシス的な存在で、ここは絶滅危惧種のウミガメなどが保護しています。島々は大西洋でも珍しく、森林やマングローブが存在し、大西洋西部の最大の海鳥の保護区であるという点で評価されています。

ちなみに、サンショ湾ビーチは、トリップアドバイザーの口コミでも1位の人気スポットですが、フェルナンド・デ・ノローニャ島はかつては流刑地であったことから自然環境がそのまま残されてたというウラ事情もあります。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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