登録区分 | 自然遺産 |
登録基準 | (7), (10) |
登録年 | 1994年 |
ウガンダ南西部にあるブウィンディ原生国立公園は、熱帯林で囲まれていて、200種以上の樹木や100種類以上のシダ類が生息する地。ここには絶滅の危機に瀕しているマウンテンゴリラの生息地として有名で、その他にも貴重な哺乳類が見られます。
ここではブウィンディ原生国立公園がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ブウィンディ原生国立公園について詳しくなること間違いなし!
ブウィンディ原生国立公園とは?
ウガンダの南西に位置する原生林の保護区で、コンゴ民主共和国との国境に接していて、世界遺産でもあるヴィルンガ国立公園の隣に位置しています。ここは平地や高地に熱帯林が広がっていて、160種以上の樹木が存在。東アフリカで最も多くの樹種を持つ生物多様性が見られるホットスポットでもあります。また固有の蝶や多くの哺乳類が見られるのが特徴。
特に世界有数のマウンテンゴリラの生息地として有名で、内戦や密猟で一時期は100頭まで減ったものの、1986年に保護区に私邸されたこともあり、現在は全世界の半数の340頭ものマウンテンゴリラが見られるようになりまいsた。
ブウィンディ原生国立公園はどんな理由で世界遺産に登録されているの?
ブウィンディ原生国立公園が評価されたのが、以下の点。
登録基準(vii)
大陸の生物多様性が見られる重要な場所であるという点。
登録基準(x)
ブウィンディ原生国立公園は、現在のウガンダ西部、ルワンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国東部にまたがる広大な森林の名残であり、東アフリカでも最多の200種以上の樹木と100種以上のシダ類が見られ、固有種も見られます。特にこの森には固有の蝶が見られるだけではなく、全世界の半数のマウンテンゴリラの重要な生息地となっていて、チンパンジー、オナガザル、アフリカゾウなど、絶滅危惧種が見られるということ。
世界遺産マニアの結論と感想
ブウィンディ原生国立公園は、かつて国境を越えて広がっていた森を保護する場所であり、ここは樹木の豊富さだけでなく、絶滅危惧種のマウンテンゴリラを含めた貴重な哺乳類が多く見られるという点で評価されています。
ちなみに、ゴリラは割と人間が保持している細菌によって病気になったりしていて、中には肺炎になる個体も。これはエコツーリズムで訪れる人間たちが落としたゴミや排泄物から感染することも多く、ゴリラの生態を壊すというのも問題になっています。エコツーリズムだけにトイレを設けていないというは当然ですが、これはこれで人間が生態系を壊すという面もあって、難しいところ。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。