2023年現在、世界遺産の登録数はどれくらいなのでしょうか?そして、どの国が最も多くの世界遺産を保有しているのでしょうか?
今回は世界遺産の登録数を世界遺産マニアについてお教えしましょう。どの国が多く世界遺産を保有しているか、簡単なリストにしてまとめました!
世界遺産の総数は?

2023年現在、世界遺産の総数はなんと「1157件」です(2023年1月に追加された分を含む)。分類でいうと、文化遺産は900件、自然遺産は218件、複合遺産は39件。日本は文化遺産20件、自然遺産5件で計25件あります。
世界遺産は毎年20〜25件くらい増えていくので、10年で200〜250件。このままいくと2000を超えるのは、30年はかかるという計算になりますね…。
世界遺産が最も多い国はどこ?トップ10をリストにして紹介
そして、最も世界遺産が多い国はどこか?ランキングで見てみましょう。
1位:イタリア/58件

なんとその数は「58」!ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア…誰もが知っている世界遺産がたっぷり。ローマ遺跡や教会、ルネサンス期の街並みなど、どこへ行っても世界遺産だらけ。
2位:中国/56件

その数は「56」と少しずつ増えてきて、イタリアを追従しています。万里の長城やパンダの保護区などが代表的で、国土も広く、さまざまな民族が住むため、文化遺産や自然遺産が豊富。
3位:ドイツ/51件

その数は「51」。ドイツといえば、ケルン大聖堂やヴィースの巡礼教会などのイメージですが、意外と産業遺産も多くあってこの数に。各地方バランスよく揃っているのが特徴です。
4位:フランスとスペイン/49件

その数は「49」。どちらも世界遺産の宝庫のような国々で、キリスト教関連や豪華絢爛な宮殿など、人気のある世界遺産を多く揃えています。
6位:インド/40件

その数は「40」。世界遺産の代名詞的な存在であるタージ・マハルで有名ですが、ヒンドゥー教の寺院や仏教関連の遺跡など、歴史的な建造物が多く揃っているのが特徴。
7位:メキシコ/35件

その数は「35」。ティオティワカンやチチェン・イッツァなど、古代文明のイメージが強いですが、テキーラ関連やモダン建築の遺産があったりして種類豊富。
8位:イギリス/33件

その数は「33」。ストーンヘンジやビッグ・ベン(ウエストミンスター宮殿)など、誰もが知る遺産がある一方、バミューダ諸島やジブラルタルなど、海外領土の遺産も含まれているので本土以外にも数が多いというのもイギリスらしいですね。
9位:ロシア/30件

その数は「30」。意外や意外ですが、実は文化遺産と自然遺産のバランスも良く、ジャンルの広い遺産を持つ国なのです。バイカル湖やカムチャッカの火山など、割と知名度の高いところも自然遺産だったりします。
10位:イラン/26件

その数は「26」。あまりイメージはないかもしれませんが、中東の中でも屈指の世界遺産保有国なんです!有名なもので言うと、ペルセポリスやイスファハーンですが、鉄道から砂漠までどこも世界遺産だらけの国。
11位:日本/25件

実は「25」件と、世界の中でも日本は世界遺産を多く保有している国の一つ!そして、国土が狭い割にジャンルも豊富で、世界的に価値の高いものが多いというのも誇りに感じますね。
世界遺産マニアの結論と感想
登録されている世界遺産はなんと1100以上もあったんですね!これだけの数だと、全部巡った人は多分まだいないでしょう…。今のところ、イタリアが世界で一番世界遺産が多い国ということになっていますが、中国がかなり追っています。そして、現在は各国とも1年に1つしか登録できない暗黙のルールがあるので、このランキングもしばらく変わらないでしょう。日本も毎年登録されるように頑張ってほしいですね!
※写真はイメージです
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。