登録区分 | 自然遺産 |
登録基準 | (10) |
登録年 | 2006年 |
中国西南部にある四川省のジャイアントパンダ保護区には、絶滅危惧種のジャイアントパンダほ世界最大の生息地で全世界の約30%も生息。ここは邛崍山脈と夾金山脈に広がる7つの自然保護区と9つの自然公園から構成され、レッサーパンダやユキヒョウ、ウンピョウなど貴重な動物を保護しています。
ここでは、四川省のジャイアントパンダ保護区 – 臥竜、四姑娘山、夾金山脈がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、四川省のジャイアントパンダ保護区について詳しくなること間違いなし!
四川省のジャイアントパンダ保護区 – 臥竜、四姑娘山、夾金山脈とは?
中国の「国宝」であるジャイアントパンダは、四川省が主な生息地となっているのですが、現在は数が激減し、IUCNのレッドリストに記載されている絶滅危惧種となっています。ジャイアントパンダの生息地は、甘粛省や陝西省にもありますが、四川省は世界最大の生息地として有名。
邛崍山脈と夾金山脈に挟まれたエリアには、7つの保護区と9つの自然公園があり、合計で世界のパンダの約30%をここで保護し、研究・繁殖も行われています。
ここはジャイアントパンダだけではなく、レッサーパンダやユキヒョウ、ウンピョウなど、109種類の哺乳類が生息していて、絶滅危惧種や固有書なども多く見られます。そして、パンダの好物である竹を含め、植物相も豊かで5000〜6000種も見られるほど。
四川省のジャイアントパンダ保護区 – 臥竜、四姑娘山、夾金山脈はどんな理由で世界遺産に登録されているの?
四川省のジャイアントパンダ保護区が評価されたのが、以下の点。
登録基準(x)
IUCNのレッドリストに記載されている、絶滅危惧種のジャイアントパンダの、全世界の約30%が保護されていて、他にも多種多様な動植物が生息しているという点で貴重だということ。
世界遺産マニアの結論と感想
日本でも子供からお年寄りまで大好きなジャイアントパンダは、もはや誰もがその価値を認めるところではありますが、全世界のジャイアントパンダの約30%がここで保護されているということだけでも貴重。そして、レッサーパンダを含めてさまざまな動植物の保護区でもあるという点でも評価されています。
中国が各国と関係発展のためにパンダを贈呈するという「パンダ外交」は1970年代から行われてきましたが、実は7世紀には既に日本とはパンダ外交していたそう。当時、唐の武則天(則天武后)が白熊を大和政権に送っていて、これがパンダだったという可能性があるとか。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。