メキシコの世界遺産「グアナフアト歴史地区と鉱山」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1),(2),(4),(6)
登録年1988年

グアナフアトは、メキシコ中央部の標高2100mのアナアク高原にある小さな鉱山町。ここは、16世紀初頭にスペイン人によって銀鉱山が発見された後、町が設立されました。18世紀には世界の4分の1の銀がここから採掘されるほどに繁栄し、町にはバロック様式や新古典主義様式の優雅な建築物が残っています。

ここでは、グアナフアト歴史地区と鉱山がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、グアナフアト歴史地区と鉱山について詳しくなること間違なし!

目次

グアナフアト歴史地区と鉱山とは?

画像素材:shutterstock

16世紀にスペイン人が、この地で銀鉱脈を発見したことで、急激に移住者が増加。その後、教会が建造され、人口は10万人に達するほどに。18世紀には世界の4分の1の銀がこの町から算出され、都市は急速に発展します。豪華な邸宅はもちろん、市民の寄付によって建造された壮麗な教会堂など、バロック様式の建築物が多く並ぶ町並みが形成されました。

しかし、富はスペイン人のみで独占していたため、市民の不満は爆発。19世紀になると反乱軍がこの町で初勝利したことが、メキシコ独立戦争のきっかけとなりました。そして、銀の採掘量も激減し、坑道は地下道として使用されるようになります。

現在のグアナフアトは、1732年に設立されたグアナフアト大学や新古典主義様式の外観を持つフアレス劇場などもある、メキシコ最大の学芸都市として有名に。

登録されている主な構成遺産

バレンシアナ教会堂

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鉱山主のバレンシアナ伯爵が建設した教会堂。ウルトラバロックと呼ばれるほどに、ド派手な外観が特徴です。主祭壇は、黄金が多く使用されていて、かつての繁栄を見ることができます。

サンタ・マリア・デ・グアナフアト聖堂

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17世紀に建造された、黄色がメインカラーの聖堂。華麗なファサードがシンボル。内部には、スペイン国王フェリペ2世が寄進した聖母マリア像があることで知られています。

グアナフアト歴史地区と鉱山はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

グアナフアト歴史地区と鉱山が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
カラフルで美しい旧市街は人間の才能を示す遺産であるということ。

登録基準(ii)
世界をリードする鉱山町であり、建築物などからは文化の交流が盛んに行われていたということが分かるという点。

登録基準(iv)
バロック様式や新古典主義様式の建設物などは、メキシコ中部の建築様式に影響を与えているという点。

登録基準(vi)
かつての銀の坑道はメキシコ独立戦争においては地下道になったりと、グアナフアトはメキシコ独立のシンボル的な存在であるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

カラフルな旧市街はもちろん美しいのですが、世界でも有数の銀の産出地であり、バロック様式や新古典主義様式の建築物など作られ、さまざまな文化の交流が見られる町であります。そして、独立戦争の発端となった地ということも評価のポイント。

ちなみに、グアナフアトは「カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ」という道の遺産としても登録されています。これは首都であったメキシコ・シティから銀を運ぶために整備された道のこと。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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