オーストラリアの世界遺産「マッコーリー島」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(7),(8)
登録年1997年

マッコーリー島は、オーストラリア大陸と南極大陸の中間に浮かぶ海洋島。ここはプレート同士がぶつかることで形成された細長い島で、地球のマントルから玄武岩が吹き出して固まり、露出しているエリアが見られるのも特徴です。そして、固有種であるロイヤルペンギンが生息していることでも有名。

ここではマッコーリー島がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、マッコーリー島について詳しくなること間違なし!

目次

マッコーリー島とは?

画像素材:shutterstock

オーストラリア南東部に浮かぶタスマニア島からさらに南東約1500kmの位置にある島で、長さは約34km、幅が約5kmという細長い形になっています。ここはインド・オーストラリアプレートと太平洋プレートが衝突することで形成され、地球内部の地殻と核の間に存在するマントルが吹き出す場所でもあり、玄武岩が露出する部分が見られるのが特徴。

島は各大陸から離れていることから、人間の影響を受けることがなく、ペンギンやアザラシなどの繁殖地となっていて、固有種のロイヤルペンギンも生息。

ロイヤルペンギンはこの島でのみ繁殖していて、かつては乱獲にあって減少したものの、現在は150〜170万羽がここで暮らしているとされています。目の上に生えたオレンジ色の羽が特徴で、マカロニペンギンとよく似ていますが、ロイヤルペンギンは顔とアゴが白いというのが違い。

マッコーリー島はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

マッコーリー島が評価されたのが、以下の点。

登録基準(vii)
マッコーリー島は、強い風と波によって草原だけが続く孤島となっていて、ロイヤルペンギンの最大の繁殖地というだけでなく、キングペンギンやアホウドリ、ゾウアザラシも多く見られるという点。

登録基準(viii)
マッコーリー島は、約1000万年前からプレートの衝突によって隆起した島で、現在も地震と隆起を繰り返していて、マントルによる玄武岩が露出した部分が見られます。そして、ここは「オフィオライト」と呼ばれる、海洋プレートから上部マントルに至る連続した層状複合岩体であり、非常に珍しい地形であるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

マッコリー島は、海洋プレートの衝突で生まれた細長い島で、ここはマントルが吹き出る場所であることから、それが露呈するという、珍しい層状の岩体が見られるという点で評価されています。そして、絶海の孤島であることから、固有種のロイヤルペンギンが生息する唯一の場所であるというのもポイント。

実はロイヤルペンギンは、かつて油の採取のために狩猟されていた時期もあり、個体数はかなり減少してしまいました。そして、南極の観測隊は食料が安定して手に入らなかったということもあり、ペンギンを食用にしたという記録もあります。

ちなみに、どの記録も大体「ペンギンはおいしくない」と書かれているので、たぶんペンギンの肉は不味いから今でも食用にしていないんだと思います…。ま、私を含めて食べたことない人も多いと思うので、なんとも言えませんが!

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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