オーストラリアの世界遺産全20件をまとめました!それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

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オーストラリアの世界遺産の数は合計で20件。世界最大のサンゴ礁地帯であるグレード・バリア・リーフやシドニーのオペラハウスなど…誰もが知る観光地はもちろん世界遺産でありますが、それ以外はどんな世界遺産があるのでしょうか?

ここでは、オーストラリアの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。

目次

グレート・バリア・リーフ/1981年登録

グレート・バリア・リーフ/オーストラリアの世界遺産
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グレート・バリア・リーフは、オーストリア大陸の北東部に位置し、北はニューギニア島付近のトレス海峡から南のブリスベン付近まで約2300kmにも渡るサンゴ礁地帯で、世界最大のサンゴ礁群でもあります。2900以上の暗礁群と約900の島で構成され、面積はなんと34万4400平方km。

ここには400種類のサンゴだけでなく、1500種もの魚類、4000種類の軟体動物などが生息し、絶滅危惧種であるアオウミガメなども見られるという海洋生物の楽園です。

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カカドゥ国立公園/1981年登録

カカドゥ国立公園/オーストラリアの世界遺産
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オーストラリア北部の準州、ノーザンテリトリーにあるカカドゥ国立公園。ここはオーストラリアで最大の国立公園。この地では、4万年以上前から人が住んでおり、数千年前に描かれた岩壁画などが有名です。先史時代の狩猟を行っていた時代から現在に至るまでアボリジニの記憶が残る場所とされるもの。

他にもマングローブの森や氾濫原、サバンナなどの景観、固有種の生息地など、自然遺産としての価値もあり、公園は複合遺産としても評価。

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ウィランドラ湖群地域/1981年登録

ウィランドラ湖群地域/オーストラリアの世界遺産
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ニューサウスウェールズ州の南西部にあるウィンランドラ湖は、現在は半乾燥地帯ですが、約1万8500年前には湖が存在し、ここは更新世(約260万年〜1万年)など、過去10万年間一度も氷期がなかったことから、堆積物や土壌など、地球の歴史を刻んだ地でもあります。

湖群地域は4〜5万年前には人が暮らしてしていたとされる、オーストラリア大陸の人類の進化を示す足跡が残る地。ここには現生人類最古の化石「マンゴマン」や当時火葬された女性の骨なども発掘されています。

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ロード・ハウ島群/1982年登録

ロード・ハウ島群/オーストラリアの世界遺産
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オーストリア大陸から離れた位置にあるロード・ハウ島群。これらは700万年前に海底火山が隆起して誕生しました。最も大きな島は三日月型のロード・ハウ島で、ここは陸地部分の75%も占めています。南西部の沿岸には世界最南端のサンゴ礁が存在。

島は歴史上、大陸と繋がったことが一度もないため、ロードハウクイナなど固有種が多く生息しています。

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タスマニア原生地域/1982年登録

タスマニア原生地域/オーストラリアの世界遺産
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オーストラリア本土の南に浮かぶタスマニア島は、全体がタスマニア州という行政単位になっていて、面積としては北海道よりもやや小さい程度ではあるものの、ここは太古の植物や独自の進化をした動物などが見られます。

かつてはオーストラリアと陸続きだった時期も長く、島にはかつてタスマニア・アボリジニが暮らしていて、ステンシル技術を利用した壁画など独自の文化を築いていたという名残が残ります。

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オーストラリアのゴンドワナ多雨林群/1986年登録

オーストラリアのゴンドワナ多雨林群/オーストラリアの世界遺産
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オーストラリア東岸、クイーンズランド州南東部とニューサウスウェールズ州の北東部には、国立公園や自然保護区など41もの多雨林地帯が世界遺産として登録。ここはオーストラリアがゴンドワナ大陸と呼ばれる超大陸と繋がっていた時代に生息していた被子植物などが見られます。

ナンキョクブナなどの太古の森が今でも残り、ここには希少種や絶滅危惧種が多く生息しています。

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ウルル=カタ・ジュタ国立公園/1987年登録

ウルル=カタ・ジュタ国立公園/オーストラリアの世界遺産
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オーストラリア大陸の中心部に位置するウルル=カタ・ジュタ国立公園は、地球のへそと言われるウルル(エアーズ・ロック)と、ウルルと地下で繋がっているカタ・ジュタ(オルガ山)の2つで構成される公園。ここはノーザンテリトリーの首府ダーウィンから1431km南に位置します。

ウルルはアボリジニのアナング族の聖地で、1万年以上前から「偉大な祖先」が眠る地として崇められてきました。

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クイーンズランドの湿潤熱帯地域/1988年登録

ニオイネズミカンガルー/クイーンズランドの湿潤熱帯地域/オーストラリアの世界遺産
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オーストラリア北部のクイーンズランド州には、世界遺産のグレートバリアリーフに沿うように約450kmにも渡って熱帯雨林が広がっています。ここは1億年前から5000万年前まで現在のオーストラリアと南極大陸がつながっていた超大陸・ゴンドワナ大陸時代の森林を含んでいて、動植物の進化の過程が見られるが特徴。

ここには鳥類や有袋類などが多く暮らしていて、最も原始的なニオイネズミカンガルーといった原始的な有袋類も生息し、絶滅危惧種の動物や植物も見られるのが特徴です。

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西オーストラリアのシャーク湾/1991年登録

ジュゴン/西オーストラリアのシャーク湾/オーストラリアの世界遺産
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シャーク湾は、西オーストラリア州の西海岸・ガスコイン地域に位置します。周囲には半島や小さな島がありますが、ここを有名にしたのは世界最大の海藻藻場(約4800平方km)であること。湾には絶滅危惧種のジュゴンが多く生息するコロニーがあり、ここは地球最大規模のもの。

シャーク湾に面したハメリン・プールというエリアには、地球上で最も古い生命体の一つ、ストロマトライトが群生しています。

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クガリ(フレーザー島)/1992年登録

クガリ(フレーザー島)/オーストラリアの世界遺産
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フレーザー島はオーストラリア北東のクイーンズランド州に位置していて、州都ブリスベンからは北へ約300kmの距離にあります。「クガリ」とは、1万9000年前にこの地に定住していたアボリジニのバジャラ族の言葉で「楽園」といった意味がありす。

南北122kmの長さを誇る砂島には、熱帯雨林と砂丘に溜まった淡水湖など、世界で他には見られない景観を眺められる場所でもあります。

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オーストラリアの哺乳類化石地域/1994年登録

ティラコレオ(フクロライオン)/オーストラリアの哺乳類化石地域/オーストラリアの世界遺産
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オーストラリア南部のナラコーアテと北部のリヴァーズレーでは、オーストラリアの哺乳類の進化を示す化石が多く発見されています。

特にナラコーアテでは肉食有袋類のティラコレオ(フクロライオン)の完璧な骨格の化石が出土し、ここはオーストラリア固有動物の進化の重要な段階が見られるもの。

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ハード島とマクドナルド諸島/1997年登録

ハード島とマクドナルド諸島/オーストラリアの世界遺産
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ハード島とマクドナルド諸島は、オーストラリア大陸とアフリカ南部のほぼ中間に位置し、南極大陸から約1700kmの位置にある小さな島々。ここは島だけでなく周辺の海域も含めて合計で658平方kmも登録されています。

この地は各大陸からも離れていて、外来種の影響を受けないまま生物が進化した貴重なエリア。

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マッコーリー島/1997年登録

ロイヤルペンギン/マッコーリー島/オーストラリアの世界遺産
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マッコーリー島は、オーストラリア南東部に浮かぶタスマニア島からさらに南東約1500kmの位置にある島で、長さは約34km、幅が約5kmという細長い形になっています。

ここはインド・オーストラリアプレートと太平洋プレートが衝突することで形成され、地球内部の地殻と核の間に存在するマントルが吹き出す場所でもあります。固有種であるロイヤルペンギンが生息していることでも有名。

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グレーター・ブルー・マウンテンズ地域/2000年登録

グレーター・ブルー・マウンテンズ地域/オーストラリアの世界遺産
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グレーター・ブルー・マウンテンズ地域は、オーストラリアの南東部のシドニー郊外に広がる山岳地域。ここは、7つの公園と1つの保護区で構成されています。

敷地内には、90種以上のユーカリが見られるのが特徴。ユーカリの森が太陽を浴びると青く輝くように見えることから「ブルー・マウンテン」と呼ばれるようになりました。

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パーヌルル国立公園/2003年登録

パーヌルル国立公園/オーストラリアの世界遺産
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パーヌルル国立公園は、西オーストラリア州北部のキンバリー地区にある奇岩群で、中央部のバングル・バングルはアボリジニの言葉で「砂岩」を意味する地形。この地はサバンナ気候となっていて、草原の中にカルストの砂岩が点在するという荒涼とした大地が続きます。

ここは古生代デボン紀の砂岩が2000万年もかけて浸食と風化を繰り返し、蜂の巣のような地形になったもの。パーヌルルはオーストラリアの中でも最大規模の奇岩群となっています。

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王立展示館とカールトン庭園/2004年登録

王立展示館とカールトン庭園/オーストラリアの世界遺産
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メルボルンは、オーストラリア大陸南東部にあるビクトリア州の港街。ここでは、1880年に万博(国際博覧会)が開催され、それに続く1888年にもオーストラリア植民地百周年記念国際博覧会が開かれました。植民地時代のオーストラリア最大のイベントであり、その際に展示館として作られたのが、王立展示館とカールトン庭園。

王立展示館はビザンツ様式とロマネスク様式、ルネサンス様式の要素を組み合わせたもので、かつての万博の歴史を今に伝えるもの。

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シドニー・オペラハウス/2007年登録

シドニー・オペラハウス/オーストラリアの世界遺産
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ニューサウスウェールズ州の州都であるシドニーは、オーストラリアで最大の人口を誇る経済の中心地でもあります。オペラハウスはデンマークの建築家ヨーン・ウッツォンによって港の景観に馴染むように設計され、20世紀建築の傑作でもあります。

3つのコンクリート・シェルで構成される壮麗なオペラハウスは、オーストラリアのシンボルでもありますね。

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オーストラリアの囚人遺跡群/2010年登録

オーストラリアの囚人遺跡群/オーストラリアの世界遺産
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18〜19世紀に大英帝国が拡大していく中で、当時のオーストラリア大陸は英国の植民地であったために、ここは流刑地として数千もの囚人収容所が建造されました。その中でも11の収容所が世界遺産に登録。

帝国内から合計で約16万6000人の人々がこの地へ送られ、ここは懲罰・収監という機能がありましたが、さらに囚人たちには植民地開拓という労働を通じて社会復帰をさせるという目的もありました。

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バッジ・ビムの文化的景観/2019年登録

バッジ・ビムの文化的景観/オーストラリアの世界遺産
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オーストラリア南東部のビクトリア州に広がる約100平方kmもの敷地を誇るバッジ・ビムは、死火山によって形成された地形。ここは先住民グンディッジマラ族が古くから住む場所で、少なくとも3万2000年前から利用されている世界最古の水産養殖池があります。

ここは3万2000年前から利用され、水路、堰、ダムなど、ウナギを捕まえるための設備が並びます。

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世界遺産マニアの結論と感想

オーストラリアの世界遺産は文化遺産が4件、自然遺産が12件、複合遺産4件と、大自然が広がるオーストラリアだけに自然遺産の宝庫でもあります。とはいえ、それだけなく、先住民の集落遺跡や産業遺産、オペラハウスまで、ありとあらゆるものが世界遺産に登録されているので、ぜひディープに楽しんでみてくださいね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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