イギリスの世界遺産候補「セントヘレナ島」とは?ナポレオン最期の地も含めて世界遺産マニアが解説

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登録区分(暫定リストに記載)自然遺産
登録基準(暫定リストに記載)(X)
申請年(暫定リストに記載)2012年

セントヘレナ島は南大西洋に浮かぶ孤島。ここは16世紀にポルトガルに発見され、17世紀にイギリス領となると島は寄港地として栄えました。そして、ナポレオン1世の流刑地としても有名です。島は絶海の孤島であることから、固有種が400種以上も生息し、自然遺産として評価。

ここではセントヘレナ島がなぜ世界遺産候補なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、セントヘレナ島について詳しくなること間違いなし!

目次

セントヘレナ島とは?

ジョージタウン/セントヘレナ島
画像素材:shutterstock

セントヘレナはアフリカ本土から約1840kmも離れた島で、700万年前の火山活動で形成された火山島。周囲は崖で覆われていますが、内陸は平原が広がっています。ここは1502年にポルトガルによって発見されると、1659年からはイギリスの植民地となりました。島は20世紀にスエズ運河が開通するまではインド航路の寄港地となり、最盛期は年間1000隻以上の船が立ち寄っています。

ここは16世紀以降人類が暮らすようになるまでは、手つかずの自然が残されていて、長らく孤立していたことから、固有の陸鳥や植物などが暮らす理想的な環境が広がっています。

ナポレオン最期の地は今でも残っている?

ロングウッド・ハウス/セントヘレナ島
画像素材:shutterstock

ナポレオン・ボナパルトがワーテルローの戦い(1815年)の敗戦によりフランスから追放されると、セントヘレナに流刑となり、島の中央部にあるロングウッド・ハウスで暮らしたことでも有名。ここは1821年に彼が亡くなるまでに暮らし、死後はフランス政府に寄贈され、現在は博物館となっています。

しかし、セントヘレナは自然遺産候補なので、これは世界遺産候補には含まれていません。とはいえ、島としては文化遺産としての価値も検討していて、やがて複合遺産として登録される日も来るかもしれませんね。

セントヘレナ島はどんな理由で登録される予定なの?

画像素材:shutterstock

登録基準(X)
セントヘレナ島は、雲霧林から砂漠に至るまで幅広い生息地があり、人類が長い間訪れることがなかったことから、世界でも類を見ない固有種が多く暮らす島でもあります。島にはシダや巨大なヒナギク、砂漠に生息する夜行性のクモなど、400以上ものユニークな固有種が見られるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

セントヘレナ島は、16世紀まで人類が暮らすことがなかった孤島であったために、島独自の固有種が多く見られ、現在でも生態系が壊れないように維持されているという点で暫定リストに登録されています。

ちなみに、セントヘレナ島は「セントヘレナ・アセンションおよびトリスタンダクーニャ」という、イギリスの海外領土のエリアに属しています。首都ジェームズタウンのあるセントヘレナ島は世界遺産候補ではあるものの、最南端のゴフ島と近くにあるイナクセシブル島は既に世界遺産として登録。ということで、広義でいえば「セントヘレナは世界遺産」とも言えるのです。…かなり無理やりですが。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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