アイルランドの世界遺産「シュケリッグ・ヴィヒル(スケリッグ・マイケル)」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(3),(4)
登録年1996年

シュケリッグ・ヴィヒルはピラミッド型の島の上に築かれた修道院跡。孤島には今でも小さな建造物が残り、神聖な場所として崇拝されています。映画『スター・ウォーズ』のロケ地に使われていることでも有名ですね。

ここでは、シュケリッグ・ヴィヒル(スケリッグ・マイケル)がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、シュケリッグ・ヴィヒルについて詳しくなること間違なし!

目次

シュケリッグ・ヴィヒル(スケリッグ・マイケル)とは?

画像素材:shutterstock

英語名だとスケリッグ・マイケル。ケリー県の半島から西へ約12kmの位置にある孤島。島には2つの大きな岩山があり、南西にあるものは標高218m。

5〜6世紀にキリスト教がアイルランド本島に伝えられた過程で、ここも修道院になったとされています。具体的にいつころからこの地が神聖な場所として崇められていたかは不明ですが、少なくとも10〜11世紀には大天使である聖ミカエルを祀る修道院になったと考えられています。

しかし、その後、修道院は放棄されたため、石造りの建築物は比較的保存がよく、当時の建築様式が現在でもよく分かるというのが特徴。16世紀には巡礼地となりました。修道院までの600段の石段が絶景ということもあり、現在は観光地としても有名です。

画像素材:shutterstock

ちなみに、本土から隔離された環境にあるためか、シロカツオドリなどの海鳥が住むコロニーとしても有名で島は自然保護区となっています。

シュケリッグ・ヴィヒル(スケリッグ・マイケル)はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstockSkellig Michael Island Ireland

シュケリッグ・ヴィヒルが評価されたのが、以下の点。

登録基準(iii)
北アフリカや中東、ヨーロッパなどに点在するキリスト教の修道院の中でも決して見られないユニークな特徴を持つという点。

登録基準(iv)
ピラミッド型の岩島に築かれた、他にはない初期キリスト教会建築の特徴を現在に残す例であるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

今はこの風景を見ると、どうしてもルーク・スカイウォーカーが住んでいるイメージが湧いてしまいますが、実際は10世紀くらいから人が住んでいた修道院跡です。もともと修道院というのは過酷な環境の中にあったりしますが、これはその中でも特にユニークな例ですね。

実際に行ってみると分かると思うのですが、この島は風の影響を受けやすく、常に波が高くてまともに上陸できない日もしばしば。そんな中に、10~11世紀にこんな石造りの教会を作ったかと思うと、その技術力と根気には参っていまいますね。…実際に、観光客でも運が良くないと上陸できないので、訪れるのが難しい遺産でもあります。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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