インドの世界遺産「スンダルバンス国立公園」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(9),(10)
登録年1987年

インド東部にあるスンダルバンス国立公園は、ガンジス川のデルタ地域に広がる世界最大のマングローブ林の一部が登録された公園です。ここには水生動物や鳥類、爬虫類など、貴重な生物が多く住んでいて、ベンガルトラの保護区としても有名。

ここではスンダルバンス国立公園がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、スンダルバンス国立公園について詳しくなること間違なし!

目次

スンダルバンス国立公園とは?

画像素材:shutterstock

バングラデシュとの国境の近く、西ベンガル州に位置する国立公園。ここはガンジス川とプラマプトラ川が流れ込む、1万平方kmにも及ぶ世界最大規模のデルタ地帯で、世界最大のマングローブ林でもあります。このマングローブ林は、国境を接したバングラデシュ側にも広がっていて、全体の約60%が「シュンドルボン」として世界遺産に登録されていて、残り40%がインド側のスンダルバンス国立公園として登録。

湿地帯には魚やカニ、オオトカゲなどが生息し、ベンガルトラが暮らすのに適した地で、ここはインドでも最大のベンガルトラの保護区でもあります。他にも水生動物や鳥類、爬虫類など、貴重な生物が多く生息していて、絶滅危惧種のガンジスカワイルカなども見られるのも特徴。

スンダルバンス国立公園はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

スンダルバンス国立公園が評価されたのが、以下の点。

登録基準(ix)
インド洋に面した世界最大のマングローブ林であり、ここはヒマラヤ山脈から大量の土砂が運ばれ、それが潮の流れによって浸食され、河口内に堆積地が形成し、海洋生物が暮らす豊かな地に。そして、マングローブ林はサイクロンなどが発生した時に緩衝材になったりと、独自の役割が見られるという点。

登録基準(x)
マングローブは78種も見られる、世界で最も豊かなマングローブ林となっていて、ここはベンガルトラやカワゴンドウ、ガンジスイルカ、キングコブラなど絶滅危惧種が住む豊かな地。海域はタイマイやウミガメなどの生息地となっていて、カブトガニなども生息しているという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ここはバングラデシュのシュンドルボンと合わせて世界最大のデルタ地帯であり、マングローブ林が広がっていて、海洋生物や植物が多く見られ、サイクロンが発生してもマングローブが緩衝材になるという独特の地形が評価されています。そして、ベンガルトラを代表する絶滅危惧種も多く生息するこというのも特徴。

ちなみに、ベンガルトラはかなり警戒心が強く、1970年代から保護区を設置して以来、数は回復したものの、逆に人を襲うようになって、なんと近隣住民を襲う事件が年間45名を超えるほど発生。現在は感電装置や防御柵などを設置しているので被害は激減していますが…皆さん、気をつけましょう!

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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