チェコの世界遺産「ブルノのトゥーゲントハット邸」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(2), (4)
登録年2001年

チェコ第2の都市ブルノには、ドイツ人建築家ミース・ファン・デル・ローエによって設計されたモダニズム建築の邸宅があります。邸宅は生活に密着した構造となっていて、開放的なスペースを主軸とした革新的な設計は彼の代表作。

ここではブルノのトゥーゲントハット邸がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、トゥーゲントハット邸について詳しくなること間違いなし!

目次

ブルノのトゥーゲントハット邸とは?

ブルノのトゥーゲントハット邸
画像素材:shutterstock

ブルノはチェコ東部のモルダヴィア地方の中心都市。この街の郊外には、20世紀に活躍した近代建築の三大巨匠の一人、ドイツ人建築家ミース・ファン・デル・ローエによって設計された邸宅があります。ここはブルノの実業家フリッツ・トゥーゲントハットの邸宅として建造され、1930年に完成したもの。

ここは斜面の上に建造された2階建ての建築物ですが、制限のない空間を主軸に設計していて、メインフロアの床面積は全体のほぼ3分の2を示しています。庭に続く壁面はすべてガラス張りで、仕切りはすべて大理石という斬新で開放的な空間になっているというのが特徴。これは当時流行していたモダニズム建築に属し、近代建築のご原則の一つである「自由な平面」を発展させたもので、建築素材や生活する上での機能美を追求した、革新的な空間を見事に作り出しています。

ブルノのトゥーゲントハット邸はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ブルノのトゥーゲントハット邸
画像素材:shutterstock

トゥーゲントハット邸が評価されたのが、以下の点。

登録基準(ii)
トゥーゲントハット邸は、ドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエによって、モダニズム建築という新しい概念を実現した邸宅であるという点。

登録基準(iv)
建築は1920年代の近代運動によって革命が起こり、トゥーゲントハット邸に代表されるミース・ファン・デル・ローエの作品は、モダニズム建築の普及に大きな役割を果たしたものであるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

トゥーゲントハット邸は、現代でいえば割とよく見るタイプの家ではありますが、これが1920年代から存在していることに価値があるのです。ここはドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエによって設計され、モダニズム建築においても新しい概念が導入された傑作であるという点で評価。そして、彼の作品群はモダニズム建築の普及に大きな役割を果たしているというのもポイント。

ちなみに、邸宅として使用されたは第二次世界大戦までで、それ以降は事務所や教育センターなどとして利用。そして、1992年にチェコとスロヴァキアが分離独立をした際に、ここで調印式が行われたという歴史的な場所でもあります。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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