リトアニアの世界遺産「ヴィリニュス歴史地区」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(2),(4)
登録年1994年

リトアニア共和国の首都であるヴィリニュス。13〜18世紀までリトアニア大公国の首都であったこともあり、文化の中心地でもありました。ゴシック、ルネッサンス、バロックなど、さまざまな時代の建築物も多く残る、ヨーロッパでも最大級の旧市街がある町です。

ここでは、ヴィリニュス歴史地区がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ヴィリニュスについて詳しくなること間違なし!

目次

ヴィリニュス歴史地区とは?

画像素材:shutterstock

リトアニアの南東に位置しており、ヴィルネ川とネリス川の合流点にあるのがヴィリニュス。この地にあった丘の上に10世紀ころに城が建てられたものの、町として発展したのは14世紀にリトアニア大公国の首都となってから。15世紀になるとリトアニア大公国は、北はバルト海から南は国会まで広がる大国になりました。そして、16世紀には東欧でも3番目に古いヴィリニュス大学が開校。しかし、17世紀からは戦争で町が破壊されたり、ペストの影響で人口が激減したりと、衰退していきます。そして、大聖堂や教会、宮殿、大学など、リトアニア大公国時代の面影を残すヴィリニュスの建築物は第2次世界対戦時に徹底的に破壊され、ほとんどが復元されたもの。

旧市街の歴史的建造物はゴシック、ルネッサンス、バロック、古典様式とさまざま。各時代ごとに作られた建物が合わさることにより、独特の町並みが形成しています。リトアニア大公国は、言語や宗教など、東西の影響を受け、ヴィリニュスはさまざまな文化が交差する国際都市と。特に中世以降はキリスト教会が多く作られています。

登録されている主な構成遺産

ヴィリニュス大聖堂

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カトリック教会の大聖堂。18世紀に建築された新古典主義の建築様式で、ギリシャ神殿のようなデザインです。しかし、ソビエト連邦に占領されていたころは倉庫にされていましたが、独立後はカトリック教会に戻されました。

ゲディミナス塔

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かつてのヴィリニュス城の一部。建物の起源としては、丘の上に12世紀に建造された木造の要塞で、15世紀に現在のようなレンガ造りの塔が建てられました。ここはリトアニアのシンボル的存在で、かつては紙幣にも描かれたほど。現在は展望台として人気で、旧市街が一望できるスポット。

夜明けの門

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16世紀に建造された城壁の跡。かつてヴィリニュスは城壁で囲まれており、9つも門があったとされますが、現存しているのはこの夜明けの門のみ。門の中には礼拝堂があり、聖母マリアの肖像があります。町のシンボル的存在で、ここはカトリックと正教会の教徒からも崇拝されており、今でも巡礼者が多く訪れる場所。

ヴィリニュス大学

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1579年に創設された大学で、クラクフのヤギェウォ大学(1364年開校)、ケーニヒスベルクの大学(1544年開校)に次いで歴史のある大学。キャンパス内にある聖ヨハネ教会は14世紀に造られ、16〜17世紀に改築されたもの。教授や学生たちがここでお祈りをする為に建設されました。

聖アンナ教会

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1495〜1500年に造られた教会で、リトアニアに残る唯一のゴシック様式の教会として知られています。その独特で華麗なファサードを持つ教会は、ナポレオンもお気に入りで「パリに持って帰りたい」と言わせたほど。教会内はバロック様式で装飾されていたり、近くにある時計塔はネオゴシック様式だったりと、さまざまな時代の建築様式の集合体でもあります。

ヴィリニュス歴史地区はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

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ヴィリニュスが評価されたのが、以下の点。

登録基準(ii)
ヴィリニュスは、数世紀にわたって東欧の建築と文化の発展に多大な影響を及ぼしたという点。

登録基準(iv)
ヴィリニュスの建築物は5つの段階を経てに進化した東欧の優れた例であるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

とにかく、国土の広いリトアニア大公国の首都だった町だったので、ヴィリニュスはさまざまな国や地域の文化が入り、それが建築や文化、宗教にも大いに影響を与えました。そして、建造物にもさまざまな時代の建築様式が見られるという点で評価されています。

ちなみに、市内にはリトアニアから勝手に独立した「ウジュピス共和国」があることで有名。国と言っても旧市街の東側を勝手に「共和国」って自称しているのですが、一応大統領もいて憲法もあるというから不思議ですよね…。建国記念日がエイプリルフールなので冗談なのでしょうけど。

そんなウジュピス共和国も実は一部がコアゾーンに含まれているので、「世界遺産」でもあります。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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