カナダの世界遺産「リドー運河」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1), (4)
登録年2007年

リドー運河は、首都オタワから南西へ向かい、湖を経由しながらオンタリオ湖のキングストン港まで続く202kmの長さを誇る運河です。1832年に開通し、今でも現役で使われている運河としては北米最古。蒸気船のために設計された運河はヨーロッパの建築技術を利用して建造されたもの。

ここでは、リドー運河がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、リドー運河について詳しくなること間違なし!

目次

リドー運河とは?

画像素材:shutterstock

リドー運河は、1832年にカナダの首都オタワ市とオンタリオ湖畔のキングストン市を結ぶ202km運河。もともとは独立したばかりのアメリカから当時イギリス領であったカナダを防衛するという軍事目的で設立した運河のひとつ。そして、輸送ルートの確保も目的としており、大型蒸気船も通れるような幅を持っていました。

登録されている遺産は、水路やダム、橋、水門、要塞など、今でも現役で使用しているものばかり。特に水門のバルブは今でもそのまま操作できるほど。運河には水位調節のため、なんと47の堰が置かれていました。これらは1952年3月からカナダの史跡としてずっと保護されています。

運河の管理は、パークス・カナダ(カナダ公園管理局)によって行われており、設備などは常にチェックされているため、保存状態も良好。現在の運河は観光やレジャーで利用されるのが一般的で多くの船が運河の上を航行しています。

リドー運河はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

リドー運河が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
リドー運河は現役で使われている運河としては北米最古であり、ヨーロッパの運河建設の技術が使用されているという点。

登録基準(iv)
イギリスがアメリカ大陸の北部を支配するという軍事的な目的で建設された運河の中でも、保存状態が良い現役の運河の例であるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

北米最古で現役の運河であるリドー運河は、もともとは軍事目的で造られたものですが、もとから精巧に造られている上に、政府自ら積極的に保存するという方針のため、保存状態が良いという点が評価されています。

ちなみにですが…冬になると運河の水はカチコチに氷り、運河は「世界最長のスケートリンク」に変わることで有名です。7.8kmの長さはギネス記録になっており、冬の観光名所になってしまっているほど。あまりにも長いスケートリンクなので住宅地から通勤で利用する市民もいるとか。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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