オランダ・ドイツ・デンマークの世界遺産「ワッデン海」とは?アザラシも見られる?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(8),(9),(10)
登録年2009年

ワッデン海は、オランダ・ドイツ・デンマークにまたがる北海沿岸のフリースラント地方に広がる海のことで、地球最大規模の干潟。ここは塩の干満によって形成される砂州や湿原などが広がるエリアで、ゼニガタアザラシやハイイロアザラシなど、数多くの海洋哺乳類が見られることで知られます。

ここではワッデン海がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ワッデン海について詳しくなること間違なし!

目次

ワッデン海とは?

画像素材:shutterstock

ワッデン海とは、のオランダのデン・ヘルデルから、ドイツの沿岸を経由してデンマークのエスビャウまで広がる約500kmの海域のこと。これらはオランダのワッデン海保全地域、ドイツのワッデン海国立公園、デンマークのワッデン海海洋保護区から構成されています。ワッデン海とは「干潟の海」という意味で、海岸沿いには泥海が広がることから命名されたもの。

ここは潮の満ち引きによってさまざまな地形が形成されることで知られ、沿岸には砂州や干潟、三角江、砂丘などが見られます。渡り鳥の生息地ともなっていて、毎年1000〜2000万羽がここを通過することでも有名。海域には、アザラシやイルカといった海洋哺乳類の他、さまざまな動植物が生息しています。

ゼニガタアザラシとハイイロアザラシ

画像素材:shutterstock

ゼニガタアザラシは日本でも見られますが、ハイイロアザラシは北大西洋のみに生息するアザラシで、雄は最大3m近くにもなる非常に大きな哺乳類。

ワッデン海はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

ワッデン海が評価されたのが、以下の点。

登録基準(viii)
ワッデン海は、河川の影響は受けず、ほぼ干潟で形成された堆積海岸線であり、それによりバリアー島、水路、湿原、ガリ(侵食された地形)など、さまざまな地形が形成されるという点。

登録基準(ix)
ワッデン海は、干潮によって影響される生態系が見られ、世界でも有数のバイオマス(生物資源の量を表す概念)が存在する地形で、渡り鳥などが多く訪れるということ。

登録基準(x)
沿岸の湿地は多様な動植物が見られ、渡り鳥は毎年1000〜2000万羽が通過するほどに豊かな海であるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ワッデンは、世界でも最大規模の干潟でさまざまな地形が見られるという点で評価されています。海岸の湿原にはさまざまな動植物が住むことによって、渡り鳥も多く訪れる豊かな海であるという点もポイント。

ちなみに、アザラシは魚やタコ、エビなどを捕食するので、人間が近づくと噛む可能性もあるので危険。保護の観点からも、遠くから眺める程度にしましょう。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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