ジャワ島は首都ジャカルタがあるインドネシアの中心で、古くから政治や経済の中心地でもありました。ボロブドゥールで有名ではあるもの、実は原人の化石が発掘された遺跡や貴重な森などを含めて世界遺産は4つもあるんですよ。
ここでは、ジャワ島の世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
ボロブドゥール寺院遺跡群
ボロブドゥール寺院は、ジャワ島中部のケドゥ盆地に残る遺跡。これはジャワ島を中心に栄えたシャイレーンドラ朝時代に造られた建造物で、8〜9世紀に建造されたと考えられているもの。王朝は大乗仏教を厚く信仰していたので、こちらも大乗仏教の寺院でもあります。
ボロブドゥール寺院から東へ1765mの位置にあるパウォン寺院、さらに東へ1165mの地点にはムンドゥー寺院があり、この2つの寺院も合わせて「ボロブドゥール寺院遺跡群」として登録されています。
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プランバナン寺院群
ジョグジャカルタ市から東へ約17kmに位置するプランバナン寺院は、9〜10世紀に建造されたインドネシア最大のヒンドゥー教寺院で、240もの祠堂が並ぶもの。これらは8〜10世紀にジャワ島のジョグジャカルタ周辺で栄えた古マタラム王国時代に建造されたとされています。
周囲には500以上も寺院が残り、ヒンドゥー教寺院であるサンビサリ寺院、仏教寺院はカラサン寺院とセウ寺院、プラオサン寺院など、さまざまな寺院が残り、これらも世界遺産に登録。
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サンギラン初期人類遺跡
ジョグジャカルタ市から北東へ約80km離れた初期人類の遺跡。ここは1891年にオランダ人医師ユージン・デュポアがジャワ島中東部のトリニール遺跡で発見したという、ホモ・エレクトス・エレクトス(ジャワ原人)の化石が、1930年代に多く発掘されたことで評価されました。ここの地層からは少なくとも100を超えるジャワ原人の化石が発掘されたことでも有名です。
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ウジュン・クロン国立公園
ジャワ島の南西部にあるウジュン・クロン半島と、スマトラ島との間に広がるスンダ海峡に浮かぶクラカタウ諸島自然保護区も含めて世界遺産に登録されています。
特にクラカタウの島々は、1883年までこの地に存在していたクラカタウ火山が噴火し、崩落して形成されたもの。半島にはジャワ島最大の低地熱帯雨林が広がっていて、特に絶滅危惧種のジャワサイが生息することでも有名です。
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世界遺産マニアの結論と感想
ジャワ島は「ジャワ原人」の名前のルーツになるほどに古くから人類が住む島で、世界的に有名なボロブドゥールとプランバナンという遺跡が存在するほどに歴史深い場所。そして、ウジュン・クロン国立公園のように自然豊かなエリアもあって盛りだくさん!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。