ネパールといえば、世界の屋根と呼ばれるヒマラヤ山脈のイメージですね。もちろん、世界最高峰のエベレストは世界遺産に登録。でも、世界遺産は山だけじゃない!ネパールは仏教の開祖である釈迦の生誕地があったり、首都カトマンズは歴史的建造物があったりと、文化遺産もいっぱいなんですよ。
ここでは、ネパールの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
サガルマータ国立公園
サガルマータとは、世界で最も高い山・エベレスト(8,848 m)のネパールでの呼び方。国立公園は、エベレストだけでhなく、ローツェ、マカルー、チョ・オユーなど、7000〜8000m級の山々が登録されています。登録エリアには、ユキヒョウやレッサーパンダなどの珍しい動物がいっぱい。
海底が隆起したことで山頂付近には、古代生物の化石が多く発見されています。こうした地層は「イエロー・バンド」と呼ばれ、年々少しずつ隆起。
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カトマンズの渓谷
ネパールの首都カトマンズがある渓谷には、ヒマラヤ山脈の麓にある盆地に歴史的建造物が多く集まるエリア。首都のカトマンズ市、ラリトプル市(パタン)、バクタプル市の3つの行政区にあるヒンドゥー教寺院、王宮、広場など、芸術性の高い建造物が並んでいます。
ここはネワール族によって築かれた美しい建造物を含めて、ヒンドゥー教や仏教などの文化を取り入れたユニークなものであるという点で評価。
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仏陀の生誕地ルンビニ
ルンビニはネパール南部にある小さな村ですが、ここは仏教の開祖である釈迦が生まれたとされる場所で、仏教の四大聖地でもあります。
インドの統一王朝であったマウリヤ朝(紀元前4〜2世紀頃)のアショーカ王によって、紀元前249年に釈迦の生誕地を示す石柱が建設。19世紀末に、アショーカ王の石柱だけでなく、紀元前3世紀から5世紀まで使用されたと考えられる精舎(僧院)跡が発掘され、再び世界中の仏教徒が集まる聖地となりました。
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チトワン国立公園
ネパール南部にあり、インドとの国境沿いにあるチトワン国立公園は、タライ平原にある自然保護区。ネパールというと高地のイメージがありますが、ここは標高50〜200mほどの位置にある亜熱帯気候でもあります。
ヒマラヤ山脈の麓にあり、動植物が多く生息することでも有名。ここは絶滅危惧種のベンガルトラやインドサイなども保護されているます。
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世界遺産マニアの結論と感想
ネパールは中国とインドに挟まれた小さな国ではありますが、文化遺産が2つ、自然遺産は2つと、知名度が高く、世界的に貴重な遺産があるのが特徴。ヒマラヤ山脈の大自然は言わずもがなですが、釈迦の生まれ故郷のルンビニも評価されていて、仏教の原点的な場所として価値が高いんですよ。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。