インドネシアの絶景というと、ピラミッドのようなボロブドゥールのイメージがありますね。インドネシアの遺産は美しくはあるのですが、その中でも「絶景」が満喫できる遺産はどんなものでしょうか?
ここでは、絶景が楽しめるインドネシアの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
目次
ボロブドゥール寺院遺跡群
ジャワ島中部のケドゥ盆地に残る遺跡群。これらはジャワ島を中心に栄えたシャイレーンドラ朝の時代に造られたもので、それぞれ8〜9世紀に建造されたと考えられています。
ボロブドゥール寺院は、大乗仏教の宇宙観を表したもので「寺院」という名前ではあるのですが、入口はなく、階段ピラミッドのような構造。ボロブドゥール寺院から東へ1765mの位置にあるパウォン寺院、さらに東へ1165mの地点にあるムンドゥー寺院も含めて登録されています。
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プランバナン寺院群
ジョグジャカルタ特別州の州都ジョグジャカルタ市から東へ約17kmに位置するプランバナン寺院は、9〜10世紀に建造されたインドネシア最大のヒンドゥー教寺院で、240もの祠堂が並ぶもの。
基壇の上にシヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマー神に捧げられた祠堂の他、無数の祠堂が並ぶという独特の建築物です。さらに周囲に点在する仏教寺院やヒンドゥー寺院も合わせて登録。
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バリ州の文化的景観 : トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム
バリ島には、バリ・ヒンドゥーの哲学である「トリ・ヒタ・カラナ」に基づいた、伝統的な水利組合である「スバック」があります。そのスバックは地域ごとに水の神を祀った寺院を築くようになり、独自の灌漑設備を利用した棚田が並ぶという景観を作り上げました。そのシステム全体が世界遺産として評価されていて、湖や灌漑システム、3つの寺院が登録されています。
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ウジュン・クロン国立公園
ジャワ島の南西部にあるウジュン・クロン半島と、スマトラ島との間に広がるスンダ海峡に浮かぶクラカタウ諸島自然保護区も含めて世界遺産に登録されています。
特にクラカタウの島々は、1883年までこの地に存在していたクラカタウ火山が噴火し、崩落して形成されたもの。ウジュン・クロン半島にはジャワ島最大の低地熱帯雨林が広がっていて、特に絶滅危惧種のジャワサイが生息することでも有名です。
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ロレンツ国立公園
ニューギニア島の西部はインドネシア領となっていて、パプア州の北部に位置するマオケ山脈の長さは約600kmにもなります。その中でも西部に位置するスディルマン山脈には、インドネシアだけでなく、オセアニアを含めた最高峰であるプンチャック・ジャヤ(標高4884m)があることで有名。
ニューギニア島の哺乳類の80%に相当する、100種類以上の哺乳類が見られ、ニューギニアの固有種のハリモグラ科のアッテンボローミユビハリモグラとミユビハリモグラが生息。
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スマトラの熱帯雨林遺産
スマトラ島の北部にあるグヌン・ルスル国立公園、中部にあるクリンチ・スブラット国立公園、南部のブキット・バリサン・スランタン国立公園の3つで構成。総面積は2万5000平方kmにもなる、東南アジア最大級の保護地域の一つ。
インドネシアで最も高い火山・クリンチ山などが含まれていて、高地の森林から低地の熱帯雨林まで登録されているため、生物多様性が見られます。
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世界遺産マニアの結論と感想
インドネシアの世界遺産はどれも貴重な遺産ばかりですが、その中でも世界でも滅多に見られない絶景をピックアップ。しかし、これはほんの一部…。まだまだ絶景は続くので、ぜひ自分のお気に入りの遺産を探してみてくださいね!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。