日本の世界遺産は25もあるにもかかわらず、首都である東京に世界遺産があるイメージはあまりないですよね。しかし、意外なことに2つも世界遺産があるのです!それはどんな世界遺産なのでしょうか?
ここでは、東京の世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
国立西洋美術館/ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
ル・コルビュジエは、近代建築の三大巨匠の一人として有名。彼は機能的で合理的なデザインを追求し、20世紀の建築や都市計画に大きな影響を与えました。世界遺産としては、4つの大陸、17もの作品が登録されているのですが、東京の上野公園にある国立西洋美術館もその一つ。
作品としては1955年と彼の晩年の作品で、本館の設計はル・コルビュジエによるものですが、彼はあくまでも設計担当。ここは2階建ての建造物で、ル・コルビュジエの「無限成長建築」というコンセプトのもと、来館者は中心から渦巻状に展示物を眺めるということだけでなく、拡張が必要となったら外側に建築物を継ぎ足すことが可能というのが最大の特徴です。
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小笠原諸島
小笠原諸島は、行政区分としては「東京都」ではあるものの、23区から南東へ約1000kmの位置にある島々。世界遺産としては、南北の約400kmの範囲に、北から聟島列島、父島列島、母島列島など、3列島から構成されるもの。
ここは一度も陸地と繋がったことがない海洋島で、非常に固有種が多く、海洋島の生態系の進化過程が見られるという点で重要です。特に植物相は441種類見られ、161種が固有種。
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世界遺産マニアの結論と感想
「東京都」という枠組みでいえば、2つの世界遺産があります。とはいえ、小笠原諸島は東京のイメージとはほど遠い自然遺産で、西洋美術館は大陸をまたぐ文化遺産となかなか珍しいもの。しかし、どちらも東京らしさが感じられない…というのが難しいところ。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。