キプロスの世界遺産の数はいくつある?それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

  • URLをコピーしました!

地中海東部に浮かぶキプロス島は、美と愛の女神アフロディーナが誕生した島として知られます。南北で別の国家が存在することで知られますが、おもに島の南部に広がるのがキプロス共和国で、世界遺産があるのはこちらのみ。キプロス共和国の領地には新石器時代の遺跡からギリシャ遺跡まで、さまざまな遺産がありますが、世界遺産はいくつあるでしょうか?

ここでは、キプロスの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。

目次

パフォスの考古学遺跡

パフォスの考古学遺跡/キプロスの世界遺産
画像素材:shutterstock

キプロス島南西部に位置するパフォスは、新石器時代から人が住んでいて、美と愛の女神アフロディーナの生誕の地でもあります。

紀元前3世紀になるとパフィスは海岸沿いにある現在のカト・パフォスに遷都して、そこがネオ・パフォスと呼ばれるように。神殿があった元々のパフォスは、パラエ・パフォスと呼ばれるようになりました。プトレマイオス朝(紀元前305〜30年)期はキプロスの首都となるほどに繁栄しましたが、東ローマ帝国時代から1974年までは小さな都市に衰退。現在は当時の遺構が残っています。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
キプロスの世界遺産「パフォスの考古学遺跡」とは?世界遺産マニアが解説 キプロス島南西部に位置するパフォスは、新石器時代から人が住んでいて、美と愛の女神アフロディーナの生誕の地でもあります。パラエ・パフォス(旧パフォス)地区にあるアフロディーナ神殿は紀元前12世紀に築かれ、カト・パフォス(ネオ・パフォス)には宮殿や劇場、要塞なども点在。これらは女神信仰の中心地であったことを示すものでもあります。 ここではパフォスの考古学遺跡がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、 パフォスの考古学遺跡について詳しくなること間違なし!

トロードス地方の壁画聖堂群

トロードス地方の壁画聖堂群/キプロスの世界遺産
画像素材:shutterstock

キプロス島のトロードス山脈の南方に点在する、ビザンツ帝国時代からキプロス王国(1192〜1489年)時代に築かれた9つの聖堂と1つの修道院が世界遺産に登録。

これらは石造りの土台の上に木造の聖堂が築かれ、内部には美しいフレスコ画が壁一面に広がっていて、キプロス島のビザンツ美術の発展が見られるもの。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
キプロスの世界遺産「トロードス地方の壁画聖堂群」とは?世界遺産マニアが解説 キプロス島の西部から中央部に位置するトロードス山脈の丘陵地帯には、11〜16世紀にかけて建造された聖堂(一部修道院)が世界遺産に登録されています。これらは石造りの土台の上に木造の聖堂が築かれ、内部には美しいフレスコ画が壁一面に広がり、キプロス島のビザンツ美術の発展が見られるもの。 ここではトロードス地方の壁画聖堂群がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、トロードス地方の壁画聖堂群について詳しくなること間違なし!

ヒロキティア

ヒロキティア/キプロスの世界遺産
画像素材:shutterstock

キプロス島の南海岸から約6kmに位置するヒロキティアは、マロニ川渓谷の丘の傾斜地にあり、ここは紀元前7000年〜紀元前4000年ころの新石器時代の集落遺跡です。

集落は、石を並べて円形の基礎を作り、日干しレンガや石を積んで形成された円筒形の建造物が並びます。ここではアジアから新石器文明が伝えられ、この地を通じて地中海全体に文明が広がっていったという過程が見られるもの。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
キプロスの世界遺産「ヒロキティア」とは?世界遺産マニアが解説 キプロス島の南部に位置するヒロキティアの遺跡は、紀元前7000年〜紀元前4000年の新石器時代に先住民が暮らしていた集落遺跡。ここではアジアから新石器文明が伝えられ、この地を通じて地中海全体に文明が広がっていったという過程が見られます。 ここではヒロキティアがなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ヒロキティアについて詳しくなること間違なし!

世界遺産マニアの結論と感想

キプロスの世界遺産としては、文化遺産の3箇所が登録されています。実はキプロスは新石器時代から人類が暮らす場所で、古代文明の跡が見られるだけでなく、ビザンツ帝国時代のキリスト教の聖堂も残り、幅広いジャンルの遺産があるのが魅力!ぜひディープに楽しんでくださいね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

目次