ジンバブエの世界遺産の数はいくつある?それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

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アフリカ南部に位置する内陸国ジンバブエは、高地にあるため、熱帯にもかかわらず、温暖な気候が続くエリア。かつては金の交易で栄えたグレート・ジンバブエ王国があり、かつての遺構は現在の国名にも使用されるほどにシンボル的存在。他にもヴィクトリアの滝など、さまざまな遺産がありますが、国内には世界遺産はいくつあるでしょうか?

ここでは、ジンバブエの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。

目次

マナ・プールズ国立公園、サピサファリ地域、チュウォールサファリ地域

マナ・プールズ国立公園、サピサファリ地域、チュウォールサファリ地域/ジンバブエの世界遺産
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ジンバブエ北部、ザンビアの国境沿いには西からマナ・プールズ国立公園、サピサファリ地域、チュウォールサファリ地域が並びます。ここはアフリカ大地溝帯の谷間に位置していて、北側はアフリカで4番目の長さの川を誇るザンベジ川、南側は1000mもの高低差がある断崖が続くエリアで、合計で6766平方kmもの広大な敷地が登録。

ここは雨季に浸水し、乾季は緑が生い茂るため、アフリカゾウやサバンナシマウマ、アフリカスイギュウなどの草食動物が多く生息。また希少なナイルワニなどが見られることでも有名です。

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国史跡グレート・ジンバブエ遺跡

国史跡グレート・ジンバブエ遺跡/ジンバブエの世界遺産
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ジンバブエの中央部・首都ハラレから南へ約300km。ジンバブエ高原に残る石造りの遺跡は、グレート・ジンバブエと呼ばれています。ここはかつてバンツー語系のショナ族によって11〜15世紀に築かれた建造物で、ジンバブエとは彼らの言葉で「石の家」という意味。

ここはインド洋との交易ルートの中継地として繁栄。遺跡からは中国の陶磁器やペルシャのガラスの容器などが発見され、ここが交易で発展した都市であったということを物語っています。

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国史跡カミ遺跡群

国史跡カミ遺跡群/ジンバブエの世界遺産
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カミ遺跡は、ジンバブエ南西部のブラワヨ市から22kmの距離にある遺跡。通路の跡から遺跡の北側まで2kmほどの距離があるほどに広大で、カミはジンバブエで2番目の規模を誇る石造りの建造物群です。ここはグレート・ジンバブエ王国が崩壊した後、ロズウィ族が移り住み、15〜17世紀にかけて栄えたトルワ王朝の首都であった場所。

出土品からはヨーロッパや中国の陶磁器も発見されており、これはカミが当時の交易の中心地であったことを示しています。

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ヴィクトリアの滝(モシ・オ・トゥニャ、ザンビアと共同)

ヴィクトリアの滝/ジンバブエの世界遺産
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ザンビアとジンバブエの国境をまたぐ、幅2km以上のザンベジ川から流れ出る大滝。ジンバブエにおいては「ヴィクトリアの滝(ヴィクトリア・フォールズ)」となっていますが、隣のザンビアにおいては「モーシ・オワ・トゥーニャ」という名で呼ばれており、世界遺産では両方の名称を併記しています。

玄武岩の侵食によって形成された峡谷を通って流れ落ちる、最大落差108mの大瀑布は世界最大級の規模を誇ります。

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マトボの丘群

マトボの丘群/ジンバブエの世界遺産
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ジンバブエ南西に位置するブラワーヨから南へ約35kmに位置する丘陵地帯。マトボとは、「はげ頭」を示すもの。ここはジンバブエ最古の国立公園となっていて、何百万年にも渡る浸食によって花崗岩の巨岩が絶妙なバランスで積み重なったように見えるという独特の地形が見られます。

ここは石器時代初期からの聖地であり、祖先の霊が眠る場所としてサン族により壁画が描かれ続けました。

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世界遺産マニアの結論と感想

ジンバブエの世界遺産としては、文化遺産3つ、自然遺産1つで合計で4件ではありますが、ザンビアとの共同で登録されているヴィクトリアの滝も含めると5箇所も登録されています。ここは古くから人が暮らす地でマトボの丘やグレート・ジンバブエ遺跡、カミ遺跡群など、古代遺跡が多いのが魅力です!ぜひディープに楽しんでくださいね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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