デンマークの絶景というと、童話のような景観が続くコペンハーゲンのイメージがありますね。デンマークの遺産は美しくはあるのですが、その中でも「絶景」が満喫できる遺産はどんなものでしょうか?
ここでは、絶景が楽しめるの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
クロンボー城
デンマークとスウェーデンの間のエーレスンド海峡にある要塞の機能を持った城。 バルト海への玄関口であり、たった4kmしかないこの狭い海峡で、15〜19世紀までデンマークはクロンボー城を利用して、海峡を統治していました。
城の構造は、中庭を囲むように4つの建築物を合わさったルネサンス様式のスタイル。クロンボー城は、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』で「エルシノア城」として登場しており、ここでハムレットの演劇公演が行われることも。
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イルリサット・アイスフィヨルド
グリーンランドの西部に位置するイルリサットは、北極圏にあるにもかかわらず、島内でも3番目に大きな町。周囲にあるフィヨルドは約4000平方kmも広がる巨大なエリア。
ここには南極大陸を除くと世界最大であるグリーンランドの氷河の約10%を占める「セルメク・クジャレク氷河(ヤコブスハブン氷河)」があることで知られます。この地から分離する氷は毎年40立方kmにもなり、気候変動の研究において非常に役立ってきました。
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ステウンス・クリント
デンマークの首都コペンハーゲンから南へ約45kmに位置する白亜質の断崖は、ステウンス・クリントと呼ばれるもの。高さ40mの断崖には約6500万年前、現在のユカタン半島付近で衝突したチクシュループ隕石の衝突の痕跡が残っています。
当時舞い上がった灰はここで積り、地層には絶滅した動植物の完全な化石が多く見られるため、地球の歴史を示すという点で非常に貴重です。
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ワッデン海(オランダ・ドイツと共同)
ワッデン海とは、オランダのデン・ヘルデルから、ドイツの沿岸を経由してデンマークのエスビャウまで広がる約500kmの海域のこと。ここは塩の干満によって形成される砂州や湿原などが広がるエリアで、ゼニガタアザラシやハイイロアザラシなど、数多くの海洋哺乳類が見られることで知られます。
デンマークでは、「ワッデン海海洋保護区」が登録されています。
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世界遺産マニアの結論と感想
デンマークの世界遺産はどれも貴重な遺産ばかりですが、その中でも世界でも滅多に見られない絶景をピックアップ。しかし、これはほんの一部…。まだまだ絶景は続くので、ぜひ自分のお気に入りの遺産を探してみてくださいね!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。