フランスの世界遺産「シノン城」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1),(2),(4)
登録年2000年

シノン城は「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」の構成遺産の一つ。ここは丘の上に築かれた要塞の機能を持つ堅固な城で、かのジャンル・ダルクが王と初めて会った場所として有名。ところで、シノン城はなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここではシノン城がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、シノン城について詳しくなること間違いなし!

目次

シノン城とは?

シノン城
画像素材:shutterstock

フランス中部アンドル=エ=ロワール県にあるシノンという街にある城。丘の上に位置していて、街全体を見下ろすことができます。ここはローマ時代から砦があったとされていますが、4世紀にトゥールの司祭マルティヌスによって修道院が建造されると、12世紀はイングランド王の居城になり、ここはイギリスとフランスの一部を支配したアンジュー帝国の南の中心地となりました。

15世紀にヴァロワ朝のシャルル7世(1403〜1461年)の居城となり、後にフランスを救うことになるジャンル・ダルクと初めて会った場所としても有名。16世紀にユグノー(カルヴァン派)が所有し、刑務所となると放置され、ナポレオン3世の時代に修復に取り掛かるようになりました。城壁に囲まれた敷地内には、3つの区画に分かれていて、塔が多く点在するという要塞としての機能が強いのも特徴です。

シノン城はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

シノン城
画像素材:shutterstock

シノン城が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
渓谷内にはブロワ、シノン、オルレアン、トゥールなど歴史的な景観を持つ街が点在し、そして、美しい外観のシャンボール城も見られるという点。

登録基準(ii)
渓谷は、2000年にも渡って人間と環境の調和をしつつ発展したという文化的景観が見られるということ。

登録基準(iv)
渓谷沿いに残る建築物は、王族や貴族たちによって建造され、デザインや思想において、ルネサンスを経て啓蒙主義時代の理想を実現したものであるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

シノン城は、ロワール渓谷の中に歴史的な景観が広がっていて、要塞としての機能が強く、当時のフランスの時勢が分かるという点で評価されています。

ちなみに、ジャンヌ・ダルクの出身地であるヴォージュ県のドンレミ村は、シノン城から東へ約500kmもの距離にあり、なんとジャンヌはイングランドやブルゴーニュが支配するエリアを通って男装しながら連れて来られたのです。冷静に考えれば、予言を少し当てただけの少女をわざわざ仮王宮へと招いて話を聞くほど、当時のフランスは崖っぷりだったのでしょうね…。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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