フランスの世界遺産「アミアン大聖堂」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1),(2)
登録年1981年

フランス北部アミアンの街にある大聖堂は、13世紀に建造されたフランス最大級のゴシック様式の大聖堂です。身廊のヴォールト(アーチ型天井)の高さは42.30mもあり、これもフランス最大。西側のファサードはゴシック建築の傑作とされるほどに、美しい装飾が施されています。

ここでは、アミアン大聖堂がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、アミアン大聖堂について詳しくなること間違なし!

目次

アミアン大聖堂とは?

画像素材:shutterstock

アミアンは、オー=ド=フランス地域のソンム県にある街。この街のシンボル的存在が、ノートルダム大聖堂です。ノートルダムとは、フランス語で「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを表す言葉。

大聖堂は13世紀に建造され、フランスを代表するゴシック様式の建造物の一つです。身廊のヴォールト天井(アーチを平行に押し出した天井)の高さは、42,3m。光が入るようにステンドグラスも多用されているという点で、中世の宗教建築物の中でも傑作の一つでもあります。

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そして、この大聖堂は建設するのに1世紀も掛からなかったというのもポイント。アミアン大司教から1220年に大聖堂の建設を依頼された、建築家ロバート・ド・リザルシュが着工し、その弟子や息子たちにより、1288年に完成しました。

西側の広大なファサードの彫刻群は、ゴシック建築の傑作でキリスト教の聖人などを表現しています。そして、大聖堂の完成後、周歩廊(祭壇の周りを囲むような廊下)に7つの礼拝堂が放射状に配置されました。この聖堂の構造は他の大聖堂のモデルにもなっています。

アミアン大聖堂はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

アミアン大聖堂が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
アミアン大聖堂は、ヴォールト天井やファサードの美しい装飾など、ゴシック建築の傑作であるという点。

登録基準(ii)
アミアン大聖堂の建築様式は、その後のゴシック建築の発展に影響を与えたということ。

世界遺産マニアの結論と感想

フランスとドイツには、ゴシック様式の大聖堂はいくつかありますが、ここはその中でも規模の大きさや建設技術の点で評価されています。そして、その後のゴシック様式の建築物のモデルともなったというのもポイント。

ちなみに、「ノートルダム大聖堂」という名前の大聖堂はフランスにたくさんあり、世界遺産に登録されている「ノートルダム大聖堂」と呼ばれるものだけでも7件もあるのです。単純に「ノートルダム大聖堂」というだけではどこの大聖堂を示すか分からなくなるので要注意。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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