ドイツの世界遺産「ケルン大聖堂」とは?高さを含めて世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1),(2),(4)
登録年1996年

ドイツ西部の大都市ケルンにある大聖堂は、1248年に着工したゴシック様式の建造物。完成したのがなんと1880年!6世紀もの時をかけ、設計当時のまま純粋なゴシック様式の建造物を実現したことでも知られます。さまざまな時代のステンドグラスが眺められるのも特徴。

ここでは、ケルン大聖堂がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ケルン大聖堂について詳しくなること間違いなし!

目次

ケルン大聖堂とは?その高さは?

ケルン大聖堂
画像素材:shutterstock

ケルンは、ドイツ西部に位置するライン川沿いの大都市。この街の大聖堂はゴシック建築としては世界最大の大きさを誇ります。正式名称は「ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂」。大聖堂の奥行きは144.5mで、最大の幅は85m。19世紀に作られた2つの塔の高さは微妙に違うのですが、高さは約157m。これは中世の設計通りに建設されたもので、19世紀に完成したののもかかわらず、純粋なゴシック様式の建物ではあるのです。

現在のケルン大聖堂は、13世紀に再建されたもの。それ以前は9世紀に建造された聖堂がこの地にあったのですが、火災によって消失。1248年にフランスの大聖堂の建造に関わっていたゲルハルト・フォン・ライルより、新大聖堂が着工されます。フランスのゴシック建築をモデルにしながら工事を進めたものの、資金難になり、1560年に内陣だけ完成すると工事は中断されます。

実は危機遺産にも登録されたこともある?

ケルン大聖堂
画像素材:shutterstock

1814年と1816年に初期のオリジナルの図面が発見され、1849年に工事が再開され、2つの157mの塔が加えられます。そして、1880年にいよいよ完成。当時は世界一高い建造物として有名。実は1996年に世界遺産登録された際に、周囲に高層建築物が建設される予定で景観が損なわれる可能性がありました。よって2004年に危機遺産に指定されましたが、ケルン市は周囲の建造物の高さに規定を設けることによって2006年に解除されています。

ステンドグラスは13〜16世紀に作られた古いものから、19〜20世紀に建造されたものまで幅広いのが特徴。中央祭壇は黄金で飾られた棺があり、伝承では東方三博士の聖遺物が入っているとされます。

ケルン大聖堂はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ケルン大聖堂
画像素材:shutterstock

ケルン大聖堂が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
ケルン大聖堂は人間の創造的な才能によって建造された傑作であるという点。

登録基準(ii)
ケルン大聖堂は、6世紀の時を越えて建設され続け、大聖堂建築の頂点であり、集大成であるということ。

登録基準(iv)
ケルン大聖堂の存在は、中世から現代のヨーロッパにおけるキリスト教の強い信仰心を建築物で表現したという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ケルン大聖堂は、6世紀もの時間をかけ、丁寧に作り続け、ゴシック様式の大聖堂の集大成になったという点で評価。そして、天まで届きそうな高い塔や、東方三博士の聖遺物など、建築物そのものがキリスト教への強い信仰心が見られるというのもポイント。

ちなみに、大聖堂はケルン駅の目の前にあるので、さぞ車窓からは素敵な風景が見られると思いきや…あまりにも巨大過ぎて全景が見られないのです。駅からある程度離れないと全景が見えないという点で、この大聖堂の巨大さがよく分かりますね…。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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