アルゼンチンの世界遺産「ピントゥーラス川のクエバ・デ・ラス・マノス」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(3)
登録年1999年

アルゼンチン南部のピントゥーラス川沿いには、クエバ・デ・ラス・マノス(手の洞窟)と名付けられ、顔料を利用して手形が多く残るという不思議な洞窟があります。ここはパタゴニアの先史狩猟採集社会のルーツだと考えられている場所。

ピントゥーラス川のクエバ・デ・ラス・マノスがなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、クエバ・デ・ラス・マノスについて詳しくなること間違なし!

目次

ピントゥーラス川のクエバ・デ・ラス・マノスとは?

画像素材:shutterstock

アルゼンチン最南部のサンタ・クルス州。ピントゥーラス川沿いの渓谷には洞窟があり、ここでは紀元前1万1000年前から紀元700年まで岩絵が描かれ続きました。その中でも最も個性的なのがクエバ・デ・ラス・マノス(手の洞窟)。洞窟の深さは24mで高さは10mほど。

この手形は周囲に住むテウェルチェ族の祖先が描いたものだと考えられていて、保存状態は良好。これは壁に手を押し当てて塗料をかけたり、手のひらに塗料をかけて押し当てたりと2種類の方法で描かれています。実はほとんどが左手で右手は稀というのが特徴。他にもラクダ科のグアナコなどの動物や狩猟の場面が描かれていて、白、黒、黄色、赤など、それぞれ天然の鉱物資源を利用していました。

ピントゥーラス川のクエバ・デ・ラス・マノスはどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

クエバ・デ・ラス・マノスが評価されたのが、以下の点。

登録基準(iii)
クエバ・デ・ラス・マノスは、南米における最初期の人類社会の文化を示す岩絵が見られるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ピントゥーラス川に残る洞窟は、クエバ・デ・ラス・マノスなどを代表したユニークな文明の足跡が残る地で、これは南米の歴史においては初期人類による芸術作品であり、そこには狩猟をテーマにしたものがあったりと、当時の彼らの生活が分かるという点で評価されています。

ちなみに、手のひらのサイズは、現代人でいえば13歳程度の大きさ。しかし、当時の人類はもう少し成長が遅いので、これが成人サイズだったとも考えられています。なぜ左手が多かったのかというのは不明ですが、パイプを持つ手が右手だったから左手が使われたという説も。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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