コンゴ民主共和国の世界遺産「ガランバ国立公園」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産 危機遺産1986〜1992年・1996年〜
登録基準(7), (10)
登録年1980年

コンゴ民主共和国の北東部にあるガランバ国立公園はサバンナ気候で、ゾウやキリン、カバなどの大型の哺乳類が生息する保護区。そして、絶滅危惧種のキタシロサイを保護しているのですが、長年に渡る密猟の結果、現在は野生種絶滅という状態に。

ここではガランバ国立公園がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ガランバ国立公園について詳しくなること間違いなし!

目次

ガランバ国立公園とは?

画像素材:shutterstock

ガランパ国立公園は、スーダンとの国境近くに広がる、ガランバ川一帯を含めた国立公園。ここは森林とサバンナが広がり、キリンの固有種やマルミミゾウ、アフリカゾウなどが生息しています。

キタシロサイ

アフリカに生息するシロサイの亜種で、現在はガランバ国立公園にだけに生息しています。角は中国では薬になると信じされており、高額で取引されることから密猟が後を断ちませんでした。1963年には約1200頭が生息していたのですが、年々数が減り、2004年に確認できたのは4頭程度で、2006年には野生種が確認できないといった状況にまでやってしまっています。

危機遺産(危機にさらされている遺産)

キタシロサイは長年に渡る密猟の結果、1984年に15頭まで数が激減したために危機遺産に登録されました。なんとか密猟者を排除し、1992年には危機遺産から外されたものの、内戦や難民の流入のため1996年には再び登録され、2005年には世界遺産リストの除外も検討されるというのが現状。

ガランバ国立公園はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

ガランバ国立公園が評価されたのが、以下の点。

登録基準(vii)
ガランバ国立公園は、植物が多く生い茂ることから草食動物の生活サイクルを支えていて、アフリカゾウの大群などは約500頭も見られ、世界で他には例がないものであるということ。

登録基準(x)
ガランバ国立公園は、ゾウ、キリン、サイ、カバなど、世界でも最大級の4つの大型哺乳類が見られ、ライオン、ハイエナ、カモシカはもちろん、森林にはチンパンジーボノボ(ピグミーチンパンジー)などが生息。特にゾウの種類が多く、絶滅危惧種のアフリカゾウが多く生息するという珍しい場所の一つであるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ガランバ国立公園は、ガランバ川の一帯に広がる緑豊かな地で、ここには世界でも最大級の大型哺乳類が多く生息し、絶滅危惧種も多く見られるという点で評価。そして、世界でもここでしか見られないキタシロサイの保護区でもあるというのもポイント。

ちなみ、シロサイの角の主成分は、ケラチンと呼ばれる単角質の一つで、これは人間の毛や爪と同じ成分なので、飲んだからといった科学的にはほぼ何も効果が期待できないのです。つまり、薬としても「気分」だけなものなのですが…人間って本当に勝手な生き物ですね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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