韓国の世界遺産「ゲボル(韓国の干潟)」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(10)
登録年2020年

ゲボルとは、韓国語で「干潟」を示す言葉。韓国の南西部に残る海岸には、新安干潟・高敞干潟・宝城-順天干潟・舒川干潟の4つの干潟が点在し、ここには絶滅危惧種を含む2150種の動植物が見られます。そして、合計で118種もの渡り鳥が見られ、ここは渡り鳥の重要な生息地として有名。

ここではゲボル(韓国の干潟)がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ゲボルについて詳しくなること間違なし!

目次

ゲボル(韓国の干潟)とは?

画像素材:shutterstock

現地の言葉で干潟は「ゲボル」と呼ばれ、韓国の南西部には新安干潟・高敞干潟・宝城-順天干潟・舒川干潟という、4つの干潟があります。ここは約2万年前に韓国の西側に広がる黄海の海水面が上昇し、約7000年前に海水面の上昇速度が遅くなったことから、海岸線に堆積物が残るようになり、世界でも珍しい地形が形成されたという仕組み。干潟はそれぞれタイプが異なり、河口型や群島型などがあります。

ゲボルには生物多様性が見られ、絶滅危惧種22種を含む、2150種の動植物が生息していることでも有名。そして、世界的にも有名な渡り鳥の生息地となっていて、その数は118種類も確認されています。

ゲボル(韓国の干潟)はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

ゲボルが評価されたのが、以下の点。

登録基準(X)
登録されているゲボルは、絶滅危惧種22種を含む、2150種の動植物、47種の固有種と5種の絶滅危惧種の海生無脊椎動物、118種類の渡り鳥の生息地となっているという点。

世界遺産マニアの結論と感想

干潟も絶景といえば絶景ですが、世界遺産としての評価は生物多様性の面。多くの渡り鳥が中継地として訪れるようにここは豊かな干潟であるという点がポイント。

ちなみに、韓国ではセマングムと呼ばれる、黄海岸に面した広大な干潟があり、ここは陸地化が少しずつ進められています。土地を広げて農地や観光開発などを行う予定なのですが、多くの生物が死に絶えているということで、漁業団体や環境保護団体によって反対運動が行われてきました。そして、ゲボルの世界遺産登録ということで…皮肉な話ではありますね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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