タイの世界遺産「ケーンクラチャン森林保護区群」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(10)
登録年2020年

タイ西部に位置し、ミャンマーとの国境近くにあるケーンクラチャン国立公園は、インドシア半島はもちろん、ヒマラヤ山脈やスマトラ島の生態系の中間に位置しているため豊かな生態系が見られます。絶滅危惧種は8種類見られ、シャムワニやドール、バンテン、アジアゾウ、エミスムツアシガメなどが生息。

ここではケーンクラチャン森林保護区群がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ケーンクラチャン森林保護区群について詳しくなること間違なし!

目次

ケーンクラチャン森林保護区群とは?

画像素材:shutterstock

ケーン・クラチャン国立公園は、マレー半島北側のミャンマーのタニンダーリ地方に面していて、ここはペッチャブリー県とプラチュワップキーリーカン県にまたがり、面積は2900平方kmを越える広大な公園。敷地はマレー半島を南北に貫くテナセリム山地の東側に広がり、標高1200m前後の山岳から平地まで多雨林などで構成。ここには多くの固有種と絶滅危惧種が存在します。

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絶滅危惧種は8種類も見られ、革製品によって乱獲され個体を減らしているシャムワニや駆除によって減少を続けるドール(アカオオカミ)、他にも開発などによって生息地を奪われつつあるバンテン、アジアゾウ、エミスムツアシガメなどが生息。特にマレートラ、スナドリネコ、アジアンゴールデンキャット、ジャングルキャットなどネコ科の動物も多く見られるという点が特徴です。

ケーンクラチャン森林保護区群はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

ケーンクラチャン森林保護区群が評価されたのが、以下の点。

登録基準(X)
豊かな多雨林の森は固有種なども多く生息し、絶滅危惧種は8種類も見られるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ミャンマーとの国境沿いにあるケーンクラチャン森林保護区群はテナセリム山地の多雨林に広がる動物の王国でもあり、マレー半島という地理的な要因もあって、各地から多くの動物が集まってきてここで保護されています。しかし、周囲の開発によって動物たちは追われ、絶滅危惧種の生息地ともなっているという点で評価。

ちなみに、ここは公園内でも民間の農園があって、アジアゾウは電気柵に当たって死亡するという事故も発生しています。これは象牙を狙った密猟者によって追われ続けた結果という側面もありますが、地域経済と動物保護の難しさを考えさせますね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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