バングラデシュは、インドとミャンマーに挟まれた国家で、日本の4割ほどの国土になんと1億6000万人が暮らしているという国家。現在はイスラム教が主流ですが、長らくインドと文化を共有していたために仏教遺跡もあります。そんなバングラデシュの世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、バングラデシュの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
バゲルハットのモスク都市
バゲルハットはバングラデシュ南部にあるクルナ管区に位置し、ここはガンジス川とブラパプトラ川の合流点である湿原に街が築かれ、かつてはハリファタバードと呼ばれた古代都市でした。15世紀になるとモスクが多く造られ、湿地帯であるために排水施設、貯水池、道路、橋などが点在する都市が築かれました。
その中でもシャイト・ゴンブス・モスク(60のドームを持つモスク)は、屋根には60のドームがあり、イスラム建築様式とインド独自の建築様式を組み合わせたハーン・ジャハーン様式の傑作でもあります。
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パハルプールの仏教寺院遺跡群
バングラデシュ北西部にあるラジシャヒ管区ナウガウン県にあるパハルプールには、大乗仏教の精舎であるソーマプラ大僧院がありました。ここは8〜9世紀にパーラ朝の国王ダルマパーラ(在位780〜810年)によって築かれた僧院で、現在は遺跡となっています。
ソーマプラ大僧院には多くの僧侶が集まり、この地で発展した豊富な彫刻装飾は遠くカンボジアの仏教建築にも影響を与えたもの。
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シュンドルボン
バングラデシュの南西部に位置するシュンドルボンは、北方から流れるガンジス川やメグナ川によって形成されたデルタ地帯で、総面積は約1400平方km。このデルタ地帯は、国境を接したインド側にも広がっていて、全体の約40%が「スンダルバンス国立公園」として世界遺産に登録。
ここには絶滅危惧種ベンガルトラが住み、同じくイリエワニの他、260種もの鳥類が生息することでも知られています。
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世界遺産マニアの結論と感想
バングラデシュでは、文化遺産が2つ、自然遺産が1つの合計で3つの世界遺産が登録。仏教遺跡からイスラム都市の遺跡まで、まさにバングラデシュの歴史がよく分かる世界遺産が選ばれているので、ぜひ興味が出たらチェックしてみてくださいね!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。