バングラデシュの世界遺産の数はいくつある?それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

  • URLをコピーしました!

バングラデシュは、インドとミャンマーに挟まれた国家で、日本の4割ほどの国土になんと1億6000万人が暮らしているという国家。現在はイスラム教が主流ですが、長らくインドと文化を共有していたために仏教遺跡もあります。そんなバングラデシュの世界遺産はいくつあるでしょうか?

ここでは、バングラデシュの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。

目次

バゲルハットのモスク都市

バゲルハットのモスク都市/バングラデシュの世界遺産
画像素材:shutterstock

バゲルハットはバングラデシュ南部にあるクルナ管区に位置し、ここはガンジス川とブラパプトラ川の合流点である湿原に街が築かれ、かつてはハリファタバードと呼ばれた古代都市でした。15世紀になるとモスクが多く造られ、湿地帯であるために排水施設、貯水池、道路、橋などが点在する都市が築かれました。

その中でもシャイト・ゴンブス・モスク(60のドームを持つモスク)は、屋根には60のドームがあり、イスラム建築様式とインド独自の建築様式を組み合わせたハーン・ジャハーン様式の傑作でもあります。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
バングラデシュの世界遺産「バゲルハットのモスク都市」とは?世界遺産マニアが解説 バングラデシュ南部にあるバゲルハットは、かつてはハリファタバードと呼ばれ、15世紀にトルコ系の将軍ハーン・ジャハーン・アリーによって設立された都市。ここは数多くのモスクが築かれ、独特の様式のモスクやタダルガー(霊廟)などが現在も50ほど残っています。 ここではバゲルハットのモスク都市がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、バゲルハットのモスク都市について詳しくなること間違なし!

パハルプールの仏教寺院遺跡群

パハルプールの仏教寺院遺跡群/バングラデシュの世界遺産
画像素材:shutterstock

バングラデシュ北西部にあるラジシャヒ管区ナウガウン県にあるパハルプールには、大乗仏教の精舎であるソーマプラ大僧院がありました。ここは8〜9世紀にパーラ朝の国王ダルマパーラ(在位780〜810年)によって築かれた僧院で、現在は遺跡となっています。

ソーマプラ大僧院には多くの僧侶が集まり、この地で発展した豊富な彫刻装飾は遠くカンボジアの仏教建築にも影響を与えたもの。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
バングラデシュの世界遺産「パハルプールの仏教寺院遺跡群」とは?世界遺産マニアが解説 バングラデシュ北西部にあるバハルプールは、インド東部でも最大の仏教寺院の遺跡。パーラ朝(750〜1174年)の時代にソーマプラ大僧院には多くの僧侶が集まり、この地で発展した豊富な彫刻装飾は遠くカンボジアの仏教建築にも影響を与えたもの。 ここではパハルプールの仏教寺院遺跡群がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、パハルプールの仏教寺院遺跡群について詳しくなること間違なし!

シュンドルボン

シュンドルボン/バングラデシュの世界遺産
画像素材:shutterstock

バングラデシュの南西部に位置するシュンドルボンは、北方から流れるガンジス川やメグナ川によって形成されたデルタ地帯で、総面積は約1400平方km。このデルタ地帯は、国境を接したインド側にも広がっていて、全体の約40%が「スンダルバンス国立公園」として世界遺産に登録。

ここには絶滅危惧種ベンガルトラが住み、同じくイリエワニの他、260種もの鳥類が生息することでも知られています。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
バングラデシュの世界遺産「シュンドルボン」とは?世界遺産マニアが解説 バングラデシュ南西部に広がるシュンドルボンは、世界最大のマングローブ林の中にあることで有名。ここには絶滅危惧種ベンガルトラが住み、同じくイリエワニの他、260種もの鳥類が生息することでも知られています。 ここではシュンドルボンがなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、シュンドルボンについて詳しくなること間違なし!

世界遺産マニアの結論と感想

バングラデシュでは、文化遺産が2つ、自然遺産が1つの合計で3つの世界遺産が登録。仏教遺跡からイスラム都市の遺跡まで、まさにバングラデシュの歴史がよく分かる世界遺産が選ばれているので、ぜひ興味が出たらチェックしてみてくださいね!

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

目次