コンゴ共和国は中部アフリカにあり、隣にあるコンゴ共和国とは15世紀まで「コンゴ王国」として同じエリアであったものの、ヨーロッパ諸国によって植民地として分断された後、それぞれが独立して形成されたという経緯があります。共和国は北部が熱帯雨林、中部から海岸地帯はサバンナが広がるというのが特徴。そんなコンゴ共和国の世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、コンゴ共和国の世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
サンガ川流域の3か国保護地域(カメルーン・中央アフリカと共同)
サンガ川はコンゴ川の支流で、コンゴ共和国、カメルーン、中央アフリカの3ヶ国の国境沿いを流れています。ここは南からコンゴ共和国の「ヌアバレ=ンドキ国立公園」、カメルーンの「ロベケ国立公園」、中央アフリカの「ザンガ=ンドキ国立公園」の3つの自然公園で構成されていて、約7500平方kmもの広大な熱帯雨林が広がっているエリア。
絶滅危惧種のマルミミゾウやニシローランドゴリラやチンパンジー、さらにナイルワニや大型肉食魚ムベンガなど、多種多様な動物が維持できる環境が広がっています。
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オザラ・コクア森林山塊
コンゴ共和国の北部に位置するオザラ・コクアは「オザラ・コクア国立公園」として1935年から保護されるほどに歴史の深い国立公園。ここは熱帯雨林やサバンナ、乾燥林など、さまざまな生息地が含まれています。
クズ科の植物で囲まれた森は、絶滅危惧種のニシローランドゴリラやアフリカゾウなどが住む貴重な森です。そして、天然の塩沼があることで、動物たちが集まるエリアであるのも特徴。
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世界遺産マニアの結論と感想
コンゴ共和国の世界遺産は、単体で登録されているのは1件だけではありますが、共同で登録されている「サンガ川流域の3か国保護地域」を含むと2箇所登録されています。お隣のコンゴ民主共和国と比べて数は少ないものの、他にはない貴重な自然遺産があるというのが魅力です。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。