滋賀県といえば、琵琶湖。なんと県の面積の6分の1を占めていて、水運交通が盛んだったことから、陸上交通の要衝で、東海道や中山道、北陸道が合流する場所でもありました。それもあり、この地は非常に重要で、江戸時代は井伊氏が彦根城の城主として西国の抑えとして置かれたほど。そんな滋賀県には世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、滋賀県の世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)
延暦寺
比叡山(標高848m)は、滋賀県の大津市と京都府の京都市との県境に位置しています。ここは古くから山岳信仰が盛んな地で、山の東側にある延暦寺は、天台宗の開祖・最澄(767〜822年)が開いた寺院がもとになっていて、現在も天台宗の本山となっています。
根本中堂は、最澄によって788年に建立した小規模な寺院が前身で、現在の延暦寺の総本堂。内陣には最澄の時代から火が絶え間なく続く「不滅の法灯」があることでも知られます。
詳細はこちら↓
番外編.彦根城
ひこにゃんで有名な彦根城は、琵琶湖の東岸に位置し、17世紀初頭に建造された城郭建築の黄金期を示す城。内城は城壁で囲まれていて本丸と二の丸、三の丸で分かれていて、城の北側には大名庭園が並ぶという構造。そして、城の周囲には武家屋敷や商人の家々が並んでいました。
1992年には「彦根城」として、世界遺産の暫定リストとして登録されました。現在は2025年に国内推薦、2027年に世界遺産の登録を目指す予定。
詳細はこちら↓
世界遺産マニアの結論と感想
滋賀県の世界遺産としては、「古都京都の文化」に登録されている比叡山の1箇所だけではあります。しかし、彦根城の世界遺産の登録準備も少しずつ進んでいるので、やがては2箇所になる可能性も。期待して待ってましょう!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。