オーストラリアの絶景というと、代表的なウルルをはじめ、自然スポットが多数あるイメージがありますね。オーストラリアの遺産は美しくはあるのですが、その中でも「絶景」が満喫できる遺産はどんなものでしょうか?
ここでは、絶景が楽しめるの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
目次
グレート・バリア・リーフ
グレート・バリア・リーフは、オーストリア大陸の北東部に位置し、北はニューギニア島付近のトレス海峡から南のブリスベン付近まで約2300kmにも渡るサンゴ礁地帯で、世界最大のサンゴ礁群でもあります。2900以上の暗礁群と約900の島で構成され、面積はなんと34万4400平方km。
ここには400種類のサンゴだけでなく、1500種もの魚類、4000種類の軟体動物などが生息し、絶滅危惧種であるアオウミガメなども見られるという海洋生物の楽園です。
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ウルル=カタ・ジュタ国立公園
オーストラリア大陸の中心部に位置するウルル=カタ・ジュタ国立公園は、地球のへそと言われるウルル(エアーズ・ロック)と、ウルルと地下で繋がっているカタ・ジュタ(オルガ山)の2つで構成される公園。ここはノーザンテリトリーの首府ダーウィンから1431km南に位置します。
ウルルはアボリジニのアナング族の聖地で、1万年以上前から「偉大な祖先」が眠る地として崇められてきました。
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グレーター・ブルー・マウンテンズ地域
グレーター・ブルー・マウンテンズ地域は、オーストラリアの南東部のシドニー郊外に広がる山岳地域。ここは、7つの公園と1つの保護区で構成されています。
敷地内には、90種以上のユーカリが見られるのが特徴。ユーカリの森が太陽を浴びると青く輝くように見えることから「ブルー・マウンテン」と呼ばれるようになりました。
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クガリ(フレーザー島)
フレーザー島はオーストラリア北東のクイーンズランド州に位置していて、州都ブリスベンからは北へ約300kmの距離にあります。「クガリ」とは、1万9000年前にこの地に定住していたアボリジニのバジャラ族の言葉で「楽園」といった意味。
南北122kmの長さを誇る砂島には、熱帯雨林と砂丘に溜まった淡水湖など、世界で他には見られない景観を眺められる場所でもあります。
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パーヌルル国立公園
パーヌルル国立公園は、西オーストラリア州北部のキンバリー地区にある奇岩群で、中央部のバングル・バングルはアボリジニの言葉で「砂岩」を意味する地形。この地はサバンナ気候となっていて、草原の中にカルストの砂岩が点在するという荒涼とした大地が続きます。
ここは古生代デボン紀の砂岩が2000万年もかけて浸食と風化を繰り返し、蜂の巣のような地形になったもの。パーヌルルはオーストラリアの中でも最大規模の奇岩群となっています。
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西オーストラリアのシャーク湾
シャーク湾は、西オーストラリア州の西海岸・ガスコイン地域に位置します。周囲には半島や小さな島がありますが、ここを有名にしたのは世界最大の海藻藻場(約4800平方km)であること。湾には絶滅危惧種のジュゴンが多く生息するコロニーがあり、ここは地球最大規模のもの。
シャーク湾に面したハメリン・プールというエリアには、地球上で最も古い生命体の一つ、ストロマトライトが群生しています。
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カカドゥ国立公園
オーストラリア北部の準州、ノーザンテリトリーにあるカカドゥ国立公園はオーストラリアで最大の国立公園。この地では、4万年以上前から人が住んでおり、数千年前に描かれた岩壁画などが有名です。先史時代の狩猟を行っていた時代から現在に至るまでアボリジニの記憶が残る場所とされるもの。
他にもマングローブの森や氾濫原、サバンナなどの景観、固有種の生息地など、自然遺産としての価値もあり、公園は複合遺産としても評価。
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世界遺産マニアの結論と感想
オーストラリアの世界遺産はどれも貴重な遺産ばかりですが、その中でも世界でも滅多に見られない絶景をピックアップ。しかし、これはほんの一部…。まだまだ絶景は続くので、ぜひ自分のお気に入りの遺産を探してみてくださいね!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。