ノルウェーの絶景というと、壮大なフィヨルドとその大自然のイメージがありますね。ノルウェーの遺産は美しくはあるのですが、その中でも「絶景」が満喫できる遺産はどんなものでしょうか?
ここでは、絶景が楽しめるの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
西ノルウェーフィヨルド群 – ガイランゲルフィヨルドと ネーロイフィヨルド
ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルドはノルウェー南西部に位置しており、フィヨルドらしい風景が眺められることから世界遺産に登録。
登録されているのは南のスタヴァンゲルから北のアンダルスネスまで、南北約500kmも広がる広大なフィヨルド地域。海底に沈むモレーンなども特徴的で、地球が作り出したフィヨルドの神秘的な風景は「自然の芸術」というべき風景が広がっています。
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ウルネスの木造教会
ウルネスの木造教会は、ノルウェー南西部のソグン・オ・フィヨーラネ県の岬にある小さな教会。フィヨルドとして世界で2番目の面積を誇るソグネフィヨルドの奥にある入江から、さらに内陸にあるルストラフィヨルド沿いに位置します。
ここは12世紀前半に建造されたノルウェー最古のスターヴヒルケ(木造教会)で、ロマネスク様式を基本としてバイキングの伝統が取り入れられた傑作です。
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ベルゲンのブリッゲン地区(英語の登録名は「ブリッゲン」)
ノルウェー西岸にあるホルダラン県の都市ベルゲンは、国内でも第2の規模を誇る大都市。街としては11世紀に建造され、13世紀にドイツのハンザ同盟によって居留地になると、ハンザ同盟の中継地として海上交易で大いに栄えるようになりました。
ブリッゲン地区にあるカラフルな木造の小屋はもともとは在外ハンザ商人の居留地で、何度も火災に遭ったものの、その度に古い区画と建築法を守りながら再建されてきたということが評価に繋がっています。
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アルタの岩絵
北極圏に位置するアルタフィヨルドの先端には45ヶ所もの岩絵が残っていてます。これらは1972年に発見され、紀元前4200年から紀元500年ころまでこの地に住む人々によって築かれたもの。最も古い岩絵は、標高の高い位置にあり、これは先史時代に海岸線の隆起があったことを示しています。
ここには動物や幾何学模様など、先史時代の北極圏に住んだ人々の暮らしが見られるという点で貴重なもの。
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ヴェーガ群島
北極圏のすぐ南方にあるヌールラン県のヴェーガ島と周辺の6500もの小島、岩礁を含めた約1072平方kmもの海域が世界遺産として登録。ここは古くから人が住む場所で、ヴェーガ島では1万年以上に渡って人が暮らし、漁と農業によって独自の景観が形成されていきました。
9世紀からケワタガモの飼育を行っていて、島に残る漁村や波止場、灯台などは1500年以上にわたって漁師や農民たちが持続可能な生活を維持してきたという文化的景観として登録。
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世界遺産マニアの結論と感想
ノルウェーの世界遺産はどれも貴重な遺産ばかりですが、その中でも世界でも滅多に見られない絶景をピックアップ。しかし、これはほんの一部…。まだまだ絶景は続くので、ぜひ自分のお気に入りの遺産を探してみてくださいね!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。