ウズベキスタンの世界遺産の数はいくつある?それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

  • URLをコピーしました!

ウズベキスタンは中央アジアの中でも最も人口の多い国。綿花で有名な成長著しい国でもあります。古くからシルクロードで栄えたため、オアシス都市が多く点在し、当時の町並みが今も残っています。特にサマルカンドやブハラ、ヒヴァなどが有名。

ここでは、ウズベキスタンの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。

目次

サマルカンド‐文化交差路

サマルカンド‐文化交差路/ウズベキスタンの世界遺産
画像素材:shutterstock

ウズベキスタンの中央部、ゼラフシャン川の渓谷にあるオアシス都市であるサマルカンドは、2000年以上の歴史を持ち、シルクロードで栄えた、文明の交差地であった場所。

現在の建造物は広大な帝国を築いたティムール(1336〜1405年)によって14〜15世紀に築かれたもの。ティムールが青色を好んだことから「サマルカンド・ブルー」とも呼ばれています。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
ウズベキスタンの世界遺産「サマルカンド‐文化交差路」とは?サマルカンド・ブルーの都を世界遺産マニア... ウズベキスタンの古都であるサマルカンドは、シルクロードで栄えた都市。現在の北東部のアフラシヤブの丘に築かれた都市が破壊されると、広大な帝国を築いたティムールによって14〜15世紀に街は再建。ティムールが青色を好んだことから「サマルカンド・ブルー」と呼ばれる青いタイルを使った美しい建造物が今でも多く見られます。 ここでは、サマルカンド‐文化交差路がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、サマルカンドについて詳しくなること間違なし!

ブハラ歴史地区

ブハラ歴史地区/ウズベキスタンの世界遺産
画像素材:shutterstock

ブハラはウズベキスタン南部にあるブハラ州の州都であり、シルクロードの要衝地として2000年以上もの歴史を誇る町。ここには9〜17世紀にかけて建造されたイスラム建築が残り、保存状態は良好です。

中世に築かれた中央アジアのオアシス都市がそのまま残っていて、中央アジア最古のイスラム建築であるイスマイール廟など、歴史的な町並みが現在でも見られます。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
ウズベキスタンの世界遺産「ブハラ歴史地区」とは?世界遺産マニアが解説 ウズベキスタン南部にあるブハラは、かつてシルクロードの要衝地として栄え、中世に築かれた中央アジアのオアシス都市がそのまま残ったもの。中央アジア最古のイスラム建築であるイスマイール廟など、歴史的な町並みが現在でも残見られます。 ここでは、ブハラ歴史地区がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ブハラについて詳しくなること間違なし!

イチャン・カラ(ヒヴァ)

イチャン・カラ(ヒヴァ)/ウズベキスタンの世界遺産
画像素材:shutterstock

ヒヴァのイチャン・カラは、ウズベキスタン南西部のホラズム地方のアムダリヤ川の南に位置し、キャラバンが砂漠を越えてイランに向かう前に立ち寄るオアシス都市でした。

イチャン・カラとは、現地では「内城」という意味。城壁内に残るモスク、霊廟、神学校、宮殿などが世界遺産に登録されています。ミナレットもいくつか点在し、特に「イスラーム・ホジャ・ミナレット」は高さ45mのミナレットで118もの階段があり、現在は展望台まで登ることも可能。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
ウズベキスタンの世界遺産「イチャン・カラ(ヒヴァ)」とは?世界遺産マニアが解説 イチャン・カラとは、現地では「内城」という意味。キャラバン・ルートのオアシス都市・ヒヴァにあり、城壁内に残るモスク、霊廟、神学校、宮殿などが世界遺産に登録されています。中央アジアの中でもほぼ無償の状態で保たれていることから、街全体が博物館のよう! ここでは、今回はイチャン・カラがなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、イチャン・カラについて詳しくなること間違なし!

シャフリサブス歴史地区

シャフリサブス歴史地区/ウズベキスタンの世界遺産
画像素材:shutterstock

ウズベキスタン南東部にあるシャフリサブスは、かつてはキシュ(「心休まる場所」という意味)と呼ばれ、シルクロードで繁栄した都市。2000年以上の歴史を持ち、この地方の中心都市でした。

ここは14世紀末に中央アジアとイランにかけての大帝国・ティムール朝(1370〜1507年)を築いたティムールの生まれ故郷(正確には近郊の村)としても有名。しかし、街は16世紀に破壊されてしまい、現在の旧市街は一部の建造物や遺構が残るだけ。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
ウズベキスタンの世界遺産「シャフリサブス歴史地区」とは?世界遺産マニアが解説 ウズベキスタン南東部にあるシャフリサブスは、14世紀に中央アジアからイランまで支配する大帝国を築いたティムールの生まれ故郷だった場所。ここは首都サマルカンドに匹敵するほどに美しい建造物が多く築かれましたが、16世紀にブハラ・ハン国のアブドゥール・ハンによって破壊されたため、現在は遺構のみが残っています。 ここではシャフリサブス歴史地区がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、シャフリサブスについて詳しくなること間違なし!

西天山(カザフスタン・キルギスも含めて)

西天山/ウズベキスタンの世界遺産
画像素材:shutterstock

天山山脈は中国西部からカザフスタン、キルギス、ウズベキスタンまで広がる世界最大の山脈。その西側に位置するエリアには数多くの自然保護区があり、ウズベキスタンは2つの保護区が世界遺産に登録されています。

植物に関しては、地球上で広く栽培されている果物の野生種が多く、ユキヒョウやエジプトハゲワシ、セーカーハヤブサなどの絶滅危惧種が生息。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
ウズベキスタン・カザフスタン・キルギスの世界遺産「西天山」とは?世界遺産マニアが解説 世界最大の山脈である天山山脈の西側は、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンにまたがっていて、ここは多様な生態系が生息する環境が広がっています。そして、ブドウやリンゴなど、現在も馴染みのある果物の原種が生育する環境であるというのも特徴。 ここでは西天山がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、 西天山について詳しくなること間違なし!

世界遺産マニアの結論と感想

ウズベキスタンは、合計で5つも世界遺産に登録されていますが、その中でもシルクロードで繁栄したオアシス都市は4つも世界遺産に登録されているのが特徴です。かつての遊牧民族の世界がそのまま残る旧市街で、アラビアンナイトの世界に浸るというのもウズベキスタンの世界遺産の魅力です!

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

目次
閉じる