ガーナといえば、アフリカ大陸西部に位置する国で、ギニア湾に面しています。かつては黄金海岸と呼ばれたほどに金の産地で、ヨーロッパ人に築かれた交易所跡やかつて存在していた国家の伝統的な建造物などがありますが、世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、ガーナの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
ヴォルタ州、グレーター・アクラ州、セントラル州、ウェスタン州の城塞群
ガーナはかつて「黄金海岸」と呼ばれるほどの金の産地でした。ベナン湾沿いには約500kmの距離に渡って1482年から1786年まで、ヨーロッパ人によって築かれた要塞を持つ交易所が残っています。
城塞は正方形もしくは長方形の形になっていて、外側の角地には4つの要塞または塔などが設置。内側には中庭や2〜3階建ての建物が置かれ、象牙や真鍮(しんちゅう)、香辛料、奴隷などの交易所として利用されていました。
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アシャンティの伝統的建築物群
ガーナ第2の都市クマシはかつて内陸部に存在していたアシャンティ王国(1670〜1902年)の首都であった場所。アシャンティ王国は金と奴隷貿易で栄えましたが、英国との戦争に敗北し、イギリス領ゴールドコーストとして植民地になります。
クマシの周囲に位置する13の村に残る伝統的建築物が世界遺産に登録されていて、ここには10もの神殿が存在。これはアシャンティ族の最高神ニャメ神を祀る神殿ではありますが、ほとんどが20世紀以降に復元されたもの。
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世界遺産マニアの結論と感想
ガーナの世界遺産としては2件と少ないですが、かつて繁栄したアシャンティ王国の名残や、ヨーロッパ人との交易跡など、歴史深い遺産があるのが魅力です!ぜひディープに楽しんでくださいね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。