イタリアの世界遺産「ピサ大聖堂」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1),(2),(4),(6)
登録年1987年

ピサ大聖堂は「ピサのドゥオモ広場」の構成遺産の一つ。広場でも最古の建造物で、大理石で建造されたロマネスク様式聖堂の傑作でもあります。ところで、ピサ大聖堂はなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここではピサ大聖堂がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ピサ大聖堂について詳しくなること間違いなし!

目次

ピサ大聖堂とは?

ピサ大聖堂
画像素材:shutterstock

大聖堂はピサのドゥオモ広場で最も古い建造物で、聖堂内はビザンチン様式のものも見られますが、ロマネスク様式を主軸にしています。1063年にピサ軍がパレルモでサラセン軍を破ったことを記念して建造され、完成したのは14世紀後半。白亜の大理石が使用されていて、ラテン十字の構造となっています。説教壇はジョバンニ・ピサーノによって14世紀頃に完成したゴシック様式の傑作。南東側に青銅の門には『新約聖書』の物語が描かれた24ものレリーフで覆い尽くされています。

ピサの大聖堂の建築スタイルは、他のトスカーナ地方の都市でも参考にされて、ロマネスクの聖堂建築のモデルともなりました。

ピサ大聖堂はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ピサ大聖堂
画像素材:AdobeStock

ピサ大聖堂が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
斜塔、大聖堂、洗礼堂、墓所は建築としても素晴らしいのですが、内部には世界的に有名な芸術作品などが多く見られるという点。

登録基準(ii)
ピサの建築様式や芸術は、11〜13世紀のピサが繁栄していたころは交易ルートを通じて周辺の島々に、14世紀はトスカーナ地方を中心に影響を与えていたということ。

登録基準(iv)
ピサのドゥオモ広場は中世のキリスト教の建築物で構成されているという点。

基登録準(vi)
ガリレオ・ガリレイが落体の法則をピサのドゥオモ広場で発見し、実験を行ったという伝説が残り、科学史においても重要な発見があった場所としても評価されているということ。

世界遺産マニアの結論と感想

ピサ大聖堂は、かつて繁栄した交易都市の時代に建造されたもので、トスカーナ地方各地に影響を与えたという点で評価されています。

ちなみに、シエーナの大聖堂にある説教台は、ジョバンニ・ピサーノの父である、ニコラ・ピサーノの作品で、彼は数多くの説教壇を制作したことで有名。それもあり、ジョバンニは説教壇の技術に優れていて任命されたのですが、その作風は父親とはかなり違うもの。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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