ブラジルの世界遺産「ゴイアス歴史地区」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(2),(6)
登録年2001年

ブラジル中央部にあるゴイアスは、18世紀前半に金鉱脈が発見されたことにより築かれた植民都市。金鉱脈は18世後半に枯渇してしまったのですが、サンタナ大聖堂など南米風のコロニアル様式の鉱山都市の様子はそのまま残っているのが特徴です。

ここではゴイアス歴史地区がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ゴイアスについて詳しくなること間違なし!

目次

ゴイアス歴史地区とは?

画像素材:shutterstock

ゴイアスはブラジル中部・ゴイアス州の南部にあり、かつては州都であった場所。ここはもともとブラジル中央部の開拓を目的にポルトガル人が訪れ、18世紀前半に金鉱脈が発見されたために建造された鉱山都市です。これによりポルトガルの所有権を示すものとなりました。しかし、18世紀後半には金鉱脈は枯渇してしまい、早い段階で町は衰退した結果、当時の町並みがそのまま残っています。

町には地元産の素材を使用して築かれた、ほぼ同じサイズで建造されたコロニアル朝の家屋が多く並びます。そして、市内には、18世紀に建造されたサンタナ大聖堂や教会、知事の宮殿、鋳造所など、かつての鉱山都市としての景観がほぼ当時のまま残っているのも特徴。

ゴイアス歴史地区はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

ゴイアスが評価されたのが、以下の点。

登録基準(ii)
ゴイアスの町並みは南米の気候や文化などに対応したヨーロッパ建築が見られ、地形に合わせた都市設計であるという点。

登録基準(iv)
ゴイアスの歴史地区は保存状態が良く、地元の素材を利用した、典型的な南米の植民都市の発展した姿が見られるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

ゴイアスは18世紀に金鉱山の発見によるゴールドラッシュによって瞬間的に繁栄し、当時の南米に築かれた典型的なコロニアル様式の建築物が並ぶ都市となりました。すぐに金が枯渇したため、保存状態がよく、地元産の素材を利用した町並みが今でも残るというのもポイント。

「ゴールドラッシュ」と聞くと、18世紀半ばのアメリカで発生した「カリフォルニア・ゴールドラッシュ」が有名ですが、実は17世紀にはブラジルでゴールドラッシュが発生し、ある意味、ゴールドラッシュの元祖的存在でもあります。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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