キューバの世界遺産「カマグエイ歴史地区」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(4), (5)
登録年2008年

キューバ南東部にあるカマグエイは、16世紀にスペイン人によって建造された植民都市。ここは他の新大陸の植民都市とは違って不規則な区画となっていて、新古典主義やアール・デコ、ネオ・コロニアルなど、中世以降のヨーロッパの建築様式が多く見られるのが特徴です。

ここではカマグエイ歴史地区がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、カマグエイについて詳しくなること間違いなし!

目次

カマグエイ歴史地区とは?

カマグエイ歴史地区
画像素材:shutterstock

カマグエイは、キューバ南東部にあるカマグエイ州の州都。もともとはキューバの北岸に都市が多く建造されたものの、海賊の攻撃を受けることが多々あり、都市を新たに内陸へと移転する必要がありました。ここは16世紀にスペイン人によって建造された植民都市で、牛の飼育と砂糖産業で発展。19世紀まで経済的中心地でもありました。

歴史地区には、大小の広場、曲がりくねった路地など、不規則な都市区画になっているのが特徴。ここは植民者によって、新古典主義やアール・デコ、ネオ・コロニアルなど、中世以降のヨーロッパの建築様式が持ち込まれ、さまざま時代の建造物が並ぶのが特徴。建築物はキューバ国内の素材を利用しているものの、土の利用法などはスペインのアンダルシア地方からの影響を受けていることが分かり、保存状態も良好です。

カマグエイ歴史地区はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

カマグエイ歴史地区
画像素材:shutterstock

カマグエイが評価されたのが、以下の点。

登録基準(iv)
カマグエイ歴史地区は、ラテンアメリカにおいて小さな広場や曲がりくねった路地など、他の都市にない独特の設計であり、街の発展して過程で建造された、さまざまな時代の建築物が見られるという点。

登録基準(v)
カマグエイ歴史地区は、中世以降のヨーロッパの影響を受け、アメリカ大陸に伝統的な建築技術が多くもたらされた、スペインによる植民都市の中でも例外的な都市設計が見られるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

カマグエイ歴史地区は、入り組んだ都市構造になっていて、規則的な区画が並ぶラテンアメリカの植民都市においても独特。そして、ヨーロッパからさまざまな建築様式がもたらされ、教会建築などはそれぞれの時代の建造物が並ぶという点で評価されています。

ちなみに、カマグエイの複雑な都市構造は、日本の城の曲輪のように侵略者から防御するために設計したという意見もありますが、地元の人は教会の近くに住みたい人々をわざと避けるために複雑にしたと言われています。…どちらも最もなご意見ですが。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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