北アイルランドはアイルランド島にありながら、イギリスを構成する一つのエリア。小さなエリアなので世界遺産は2つですが、イギリスが世界に誇る景観が登録されています。
ここでは、北アイルランドの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。北アイルランドにある一つだけの遺産を簡潔に解説していきましょう。
ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸
北アイルランドのアントリム県北部の海岸には崖が多いのですが、その一部には世界的に有名なコーズウェー海岸があります。
コーズウェー海岸で最もユニークな地形といえば、ジャイアンツ・コーズウェー(巨人の道)。4万もの玄武岩の石柱が重なり合い、まるで海へ向けて道を作っているかのような形になっています。ここは約5000〜6000万年前の火山活動によって形成されたユニークな地形として評価されています。
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モラヴィア教会の入植地(ドイツ・アメリカ・デンマークと共同)/2015年登録(2024年拡大)
モラヴィア教会(兄弟団)とは、プロテスタントのルター派教会の一派であり、キリスト教に対し、新生、敬虔さ、伝道、善行を目指すという共同体運動の一つ。もともとはフス派と呼ばれる集団の一派で、15世紀前半にモラヴィア地方(チェコ東部)を中心に活動するも迫害が続き、18世紀に彼らはドイツへと移住し、そこからアメリカをベースに拡大していきました。
イギリスは北アイルランドの北東部に位置する小さな村グレースヒルが登録。1759年にモラヴィア教徒によって築かれた入植地であり、モラヴィア教会の都市計画がみられるもの。
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世界遺産マニアの結論と感想
北アイルランドの世界遺産は、イギリスの世界遺産に含まれ、有名な自然遺産ジャイアンツ・コーズウェイのイメージがありますが、実はモラヴィア教徒によって築かれた小さな村グレースヒルも含まれています。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。